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レンリン以外は生きる気力です!!     現在進行形でからくり卍ばーすと中心に       頭の中が溶けていますので        ご利用にはご注意くださいwww
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パラレルです。
前回の続きです。

設定的にはおって説明していきたいのですが・・・
若干皆さん雰囲気が陰湿になっておりますので

「コレが初音ミクなんだ」とか言う発想はなさらないでね?

ブラック★ロック シューター思考の設定になっておりますので
そこらへんは肝に命じてください。。。

 

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+++



ある科学者は機械仕掛けの人形に
“心”を授けるコトに成功を果たしました。

“心”を持って生まれた人形達は
一体それぞれ・・・どんな夢をみているのでしょうか?




【機械仕掛けの人形達のゆめ。2】




激しく揺れる車内の中
ずっと外を眺めていた。。。

君に出会ったあの日を思い出しながら







   私はきっと、賭けをしたんだ。






レンは移動中ずっと外を見つめていた。
それは緊張から来るものなのだろう
ミクもそれに合わせて余計なコトはなにも言わなかった。





   ねぇ、レン君
   君は憶えていますか??




私に最初に言った言葉を。。。




***



半年前。。。


彼女の見渡す限り
廃墟が続く。

死にかけた世界。

這い蹲うように人は廃墟の片隅に隠れては
この終わる事のない戦争の終焉をただ待ちわびていた

生きていくのがやっとで
明日誰がのたれ死んでも

・・・きっと、それだけの事。

何1つ楽しい事なんて何も残っては居ない。
孤独と絶望。が渦巻くだけのこの世界に

・・・なんの意味があるのだろう?

どうして、居るんだろう?
どうして、生きているのだろう?

この戦争が終わっても
・・・きっと、もう無駄だ。



そして、彼女は静かに眼を瞑る。

湿った空気
もうすぐ雨が降る。
汚染されて雨がまた世界の死を早めてゆく


すると、僅かに声が聞こえる。

人?
怒鳴りあう声?

いつもなら興味など持たないのに
不意に足を向けた。

小さな廃墟の中で
死んでゆく匂いにまぎれて・・・
数人の男が“子供”に向かって怒鳴り声を上げている



   まだ“子供”に向かって
   大の大人が・・・



しかし、ソレは怒鳴り声だけでは済まなく
一人が腕を高く振り上げる
幼い体目掛けて

殴られても
蹴られても

小さな体をより小さく丸め込みながら
何の声も上げず、ただ声を殺しては


・・・その痛みに堪えている。


私が手を出すような事じゃない
私が関わるような事じゃない

・・・私が

わたしは










「いい加減にしたらどうですか?」

気がつけば自分で口から出た言葉に
その場に居た誰より自分が驚いていた。

男達はゆっくり振り返り私を見た
任務作業以外であまり戦いたくはなかった
・・・けど、彼女は周囲を確認して、的を見据えた


「そんなに小さな子供を甚振るのが趣味ですか?」


軽い挑発。


「・・・なんだと?女の分際で。。。」


乗ってきた。
この程度で乗ってくるようなら、所詮三下(さんした)。
『開放』することもない。。。

なら・・・


そう思った、直後。
一人が声を上げた

「オイ、あれ・・・“初音ミク”だ」
「あぁ?・・・は、初音って“あの”!?」

ざわりと騒ぎ出す。
途端、彼らは歩合が悪くなったコトを知り
・・・後ずさると、まるで蜘蛛の子のように逃げ散らして行く
廃墟の中にはポツリと残された私達。

まぁ、所詮その程度の事。。。
あんなに簡単に戦意喪失するあたり・・・三下らしい。


「君、大丈夫?」


徐に手を差し出した。
すると、バチン。骨まで痺れる音が響いた

その音に・・・私は最初何が起きたのか、理解できなかった。



「触るな!!!」



淡と言い放ったその言葉。
そして、私を見上げてくるその強い

殺意にすら近い


少年の目は


……私の“何か”を貫いた。



その時初めて
少年である事を知った。
彼は一人で立ち上がると
服を叩き、隠し持っていたものを持ち直した

どうやら男たちはコレが目的だったのだろう
・・・ごく僅かに配給される物資。

生きるために必死なのは解かるけど。。。

   
「ねぇ・・・だ」
「邪魔だ、退けよ!!」


真っ直ぐに向けられる痛い視線
先ほど感じなかった殺気が肌に突き刺さる。
コレだけの眼力があるなら・・・どうして使わないのだろう?

それに、この子・・・どこかで。。。

私はこの子を知っている、気がした。
でも、思い出せない。
・・・何処で?



よたつきながら歩き出す背中を
ただ、見返すしか出来なかった。

すると、彼は不意に足と止めると
僅かに振り返り・・・私を、睨み




「俺達は、クリプトンの関係者に世話になるつもりはない!!」




吐き捨てられる言葉のを意味を理解すると
必然的に自分の中で納得していた

あぁ、この子も私と同じVOCALOIDなんだ。

【next】
すれている頃のレン君です。
何もかもがイヤで堪らない感じで・・・うん。ゴメン

そう、楽しいのは神慮だけ~☆
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