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レンリン以外は生きる気力です!!     現在進行形でからくり卍ばーすと中心に       頭の中が溶けていますので        ご利用にはご注意くださいwww
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いつだってボクの世界は
不鮮明で不透明な世界だった。

 

 

 

【天上の青。8】

 

 


   ・・・怒られるのカナ?

   入っちゃいけない場所に入ったのは
   確かに、いけないことなんだけど。。。


   デモ、始めてきたばかりの場所だったんだし・・・

   やっぱり、よくある話的に
   村の掟で。。。とか!?

   あぁ。。。
   ちゃんとりんちゃんの話聞いておけばよかった!!!

 

 

 

 


コソッと自分を担ぐレイを見て。。。。

相変わらず無言のままでソレが余計に
マックスへの恐怖を駆り立てている・・・のだが?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   ・・・重くない、カナ?
   昨日、張り切って食べ過ぎちゃったし。。。
   な、なんかソッチの方が心配になってきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


なんとなく要らない心配のほうに気が向いてしまい
あわわと先ほどからずっと百面相状態のマックスだったが
不意に見慣れた景色がそこに広がる・・・
大きく古いお屋敷。

『・・・あれ?ココって』

あたりを伺うようにしてみていると
彼らは着慣れたように離れの部屋へと入ってゆく
靴を脱ぎ、そのままの勝手知ったる我が家のようにある部屋へと向かう

 


「ただいま」
「戻ったよ★」

 


先に部屋に入ったタカオとミステルが声をあげる。
・・・この部屋には他にも誰かが居るらしい
コソッと振り返り覗くと、そこには同じ年頃の男の子が2人
革のソファーに優雅に座っていたのが見える

1人は「お帰りv」と手を振りかえした
鮮やかなオレンジ色の髪に穏やかそうな表情
・・・だけど、クセのある含み笑いを浮かべている
もう一人は、あから様にこちらには興味のなさそうだが
どこか不機嫌そうな赤い瞳。

 

そして・・・何かを待っている。。。


タカオとミステルはそれぞれ2人が座るソファーに座り
レイは開いている席にマックスを降ろした。
・・・どうやら、そこに座れ。と言う意味なんだと思う。。。

 


どこか神妙な空気が流れる中
誰も口を開こうとはしない
しかし、彼らの視線は不思議に自分に向けられているのは解かる

そして、彼らは何かを待っている。。。


すると。。。
先ほど入った入り口とは違うドアの前で
誰かの話し声が僅かに聞こえてくる
ドア一枚隔てた場所でも・・その会話は良く聞き取れない。

ドアが開けられて
同時に会話が聞こえる
・・・聞きなれた、声のままに

 

 


「ん、解かった。
 なら・・・“ソレ”の処理は私がするわ」

 

 


そう言ってドアの向こうに居る誰かに話しかけて
入ってきたのは・・・

 

 

 

「りん、ちゃん?」
「え?・・・マックス?あら?なんで??」

 

 

 

ドアの向こうから姿を見せたのは、伯母である・・・輪廻。その人だった。


状況が解からない。
何はなんだか解からない。

 


「え?マックス?!」
「・・・ナオ!!
 どうしテ、キミまで居るネ!!」

 


輪廻の声に驚いて部屋に顔を出したのは
・・・幼馴染でもある、直。
でも、今日は先生と用事が~ぁ???
合ったような?なかったような??あれれ??

まったく持って今の状況の
解からないマックスには頭がショート寸前。。。


「何で、アンタココに居るの!!」
「・・・ダッテ、迷子になってしまっテ///
 それで、そのぉ。。。」


後は言いずらそうにしながらも
隣に立つレイをコソッと見上げる。。。
彼女はソレである程度の状況を理解すると
・・・呆れた様に深いため息を吐いた


「まぁまぁ、ナオ君?
 君にはさっきの情報の処理を頼みたい」
「・・・はい」


まだ何か言いたそうにしながらも直は
仕方なくこの場を輪廻に預けるとその場を後にした。
その背を見送り届けると・・・彼女は再びこちらに向き直る

 


「さて、困ったな。。。]

 


苦笑いを浮かべながらも
この場に残ったメンバーの状況をうかがう

先ほどから必要以上に青くなったままのマックスを観てから
傍らに居る白連に眼を向けると・・・
彼女は微笑むように笑い返した。
ソレを僅かに頷き答えると

 

 

「しかし ばれてしまったからには
 ・・・これ以上隠す必要もないでしょ?」

 

 

そう言って開いているソファーへと腰を下ろし
ゆっくり顔の前で指を組む話を続けた

「時期はまだ早いんだが・・・ね?マックス。」
「・・・ハイ」

名を呼ばれ、恐る恐る顔を上げる輪廻を見る
綺麗な微笑み。。。

その彼女に瞳に自分だけが映される。

深い深い紫暗色の瞳
いろんな意味がその瞳には潜んでいる

 

 

 

 

 

   子供のときから・・・そう思っていた。

   聞かなくても“この人”は自分と似た
   部類の人間だと言う事は解かっていた。

 

 

 

 

ダカラ、この人がこんな風に
微笑む時にはナニカが潜んでいる。

 

 

 


「アナタに“水原”の全てを譲ります。」

 




ただ、静かに響くその声が・・・遠くに聞こえた、気がした。


【next】

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+++

全員の名前は出てきませんでしたが・・・
(カイとブルックリンね?)
とりあえず、コレがメインキャラ全員ですね?

・・・むしろ、神慮が愛してやまない子供たちですv
も~うあの6人は神慮の特別扱いコースですよ?

まぁ、この人たちはいつも外野扱いしてしまうんで///
えっと・・・あんまり大きく活動はしないかね??
いつも心配する方に回るくらいかな??

この話の基本的にマクたんが大変な事になるぞ★ってのが
主観に入っているような気がします。。。えへv


危険区域に入ったらちゃんと警告はいたしますので
ご了承くださいね?

・・・次回取り巻きの内容を説明してゆきたい思いますv

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無題
カイとブルックリンって事は、すぐにわかりました^^え!マックスが大変な事になるんですか?何か心配ですけど。楽しみです^^

次のお話も楽しみにしてます^^
レイヤ URL 2008/03/13(Thu)00:37:49 編集
Re:無題
*レイヤさんへ*

こんばんわ~神慮です(ペコ)
今回は彼らの説明を伏せさせていただきました。。。
タダでさえ、今回は文章が長くなってしまったんで
・・・次回に回せそうな所は、次回持越しってvコトで!!!

あ~ぅ////た、楽しんで、もらえる様に頑張ります。。。
【2008/03/14 03:02】
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