レンリン以外は生きる気力です!! 現在進行形でからくり卍ばーすと中心に 頭の中が溶けていますので ご利用にはご注意くださいwww
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***
綺麗な言葉だけでは、飾りきれない
その・・・鮮やかな笑顔を、もう一度。。。
【機械仕掛けの人形達のゆめ。6】
「さ~ぁ、とっとと始めますか?」
そう言ってメイコは持ってきていた箱を開けると
中にはモニターとケーブルが繋がっていた・・・
VOCALOID専用の軽量化された医療器具だと思われるが・・・
レンは・・・リンを渡そうとはしない。。。
先ほどほど敵意は無いのだが
・・・それでも、彼から不信感は抜け切れていないのだろう。
「早く、渡しなさい・・・小動物。」
「俺は、小動物じゃねぇ・・・。」
「ちっちゃくてこそこそしてれば全部小動物です!!」
「っ・・・俺は、ちっちゃくもなければ、こそこそもしてねぇ!!!」
小さな牙をむき出しにして
声を荒げて、抵抗をみせるが・・・
「とっととしなさい!!
あんたの我侭でその子見殺しにする気なの!!!」
メイコの一括で・・・レンの威勢は一気に削ぎ落とされる。。。
それもそうだろう。
彼女のその言葉は彼が
一番抗いたいことだから
自分ではできない
自分では救えない
それが
歯がゆくて
歯がゆくて
ギリッと唇をかみ締めて・・・
レンは、ゆっくり腕の力の抜き
涙をこぼれそうに溜める瞳でメイコを見つめる
「・・・本当に、助けてくれるのか?」
答えを求めてくるその瞳に
メイコは・・・優しく笑いかけて
「その為に、来たつもりだよ?」
そう言って、がしがしっと豪華にレンの頭を撫で回した
こんなに荒々しく撫でられたのは・・・今の初めてだった
だから、頭の中をぐらぐらにされて少々後ろに倒れこみそうになる。。。
「さぁ、ミク手伝ってちょうだい」
「はい、メイコさん。」
***
あなたが歌う歌が好きだった
あなたが奏でる音が好きだった
それは、きっと・・・永遠に、変わらない。。。
***
強制的に機能を停止させられたリンを
どこまでも不安そうに見つめるレンはアレから一言も発しない。
ただ、見つめるだけで
「ん・・・システムカテゴリー登録ナンバー的にやっぱりうちの子よね?・・・ん?」
「メイコさん?」
モニターに表示されて項目をいくつか確認し
何かを見つけると、彼女はミクに視線を向けて・・・徐に、口を開く
「目下捜索中だって。。。」
「え?」
「脱走扱いになってるわ・・・この子たち。。。」
「脱走?・・・でも、できませんよね?」
クリプトン本社はある特殊な場所に建設され
今もいくつかの歌うことの無い“VOCALOID”達が存在しているの
そのVOCALOIDたちが誤って暴走し、人間に危害を加えないために
いくつかのセキュリティーのあるクリプトン本社に収容されておりため・・・
脱走などできるわけが無いのだった。。。
「・・・言ったろう、捨てられたって。。。」
不意に響くその声に2人の肩がびくりとゆれる
・・・先ほどまで吠えていた少年のような甘い声ではなく、まるでそれは・・・
「俺もリンも・・・ここで目が覚めた。
一番最初に観たのもリンで
一番最初に聴いたのもリンで
一番最初に感じたのも・・・俺はずっとリンだけだった。」
寂しいと感じた時も
悲しいと感じた時も
寄り添うように・・・居てくれた。
嬉しいと思った時も
楽しいと思った時も
一緒になって笑いあってくれた。
君は俺で
俺は君で
だから
離れたくない
放したくない
失くしたくない
失うのは・・・もう、嫌だ。
「鏡みたいね・・・まるで」
「え?」
「お互いにお互いを映しあっていて・・・」
「きっと、この子も同じなんだろうね?」
「・・・そう、かな?
そう思ってるのは俺だけかも。。。」
なぜか悲観的になるレンにメイコはケラケラ笑いながら
それなのに・・・まっすぐと彼を射ぬような瞳でその目を捕らえる
「なら、彼女は・・・何のために生きようと必死なのかしら?」
その言葉の意味が解らず
レンはメイコの顔を見上げる
機能を強制停止させられて居るのに
「彼女は今必死になって戻ってこようとしてる
・・・なぜ、こんな世界でも生きたいのかしらねぇ?
どんな理由があるのかしらねぇ?」
時は緩やかに動き出す。
動き出してはいけない時が
ただ、必然のように・・・ゆっくりと秒針を進める。
声が出ない。
何か言いたい。
何か伝えたいのに
言葉が、詰まる。。。
だから・・・
今は握り返してくれない
リンの手をただ握り締めた。
「戻ってきて・・・
独りにしてないで。。。」
また、大好きな
あの笑顔をみせて、欲しいから・・・。
【next】
メイコたんは強い方です。
メイコたんは心の広い方です。
メイコたんはとっても優しい方です。
だから、みんな大好き!!!なのよ!!
綺麗な言葉だけでは、飾りきれない
その・・・鮮やかな笑顔を、もう一度。。。
【機械仕掛けの人形達のゆめ。6】
「さ~ぁ、とっとと始めますか?」
そう言ってメイコは持ってきていた箱を開けると
中にはモニターとケーブルが繋がっていた・・・
VOCALOID専用の軽量化された医療器具だと思われるが・・・
レンは・・・リンを渡そうとはしない。。。
先ほどほど敵意は無いのだが
・・・それでも、彼から不信感は抜け切れていないのだろう。
「早く、渡しなさい・・・小動物。」
「俺は、小動物じゃねぇ・・・。」
「ちっちゃくてこそこそしてれば全部小動物です!!」
「っ・・・俺は、ちっちゃくもなければ、こそこそもしてねぇ!!!」
小さな牙をむき出しにして
声を荒げて、抵抗をみせるが・・・
「とっととしなさい!!
あんたの我侭でその子見殺しにする気なの!!!」
メイコの一括で・・・レンの威勢は一気に削ぎ落とされる。。。
それもそうだろう。
彼女のその言葉は彼が
一番抗いたいことだから
自分ではできない
自分では救えない
それが
歯がゆくて
歯がゆくて
ギリッと唇をかみ締めて・・・
レンは、ゆっくり腕の力の抜き
涙をこぼれそうに溜める瞳でメイコを見つめる
「・・・本当に、助けてくれるのか?」
答えを求めてくるその瞳に
メイコは・・・優しく笑いかけて
「その為に、来たつもりだよ?」
そう言って、がしがしっと豪華にレンの頭を撫で回した
こんなに荒々しく撫でられたのは・・・今の初めてだった
だから、頭の中をぐらぐらにされて少々後ろに倒れこみそうになる。。。
「さぁ、ミク手伝ってちょうだい」
「はい、メイコさん。」
***
あなたが歌う歌が好きだった
あなたが奏でる音が好きだった
それは、きっと・・・永遠に、変わらない。。。
***
強制的に機能を停止させられたリンを
どこまでも不安そうに見つめるレンはアレから一言も発しない。
ただ、見つめるだけで
「ん・・・システムカテゴリー登録ナンバー的にやっぱりうちの子よね?・・・ん?」
「メイコさん?」
モニターに表示されて項目をいくつか確認し
何かを見つけると、彼女はミクに視線を向けて・・・徐に、口を開く
「目下捜索中だって。。。」
「え?」
「脱走扱いになってるわ・・・この子たち。。。」
「脱走?・・・でも、できませんよね?」
クリプトン本社はある特殊な場所に建設され
今もいくつかの歌うことの無い“VOCALOID”達が存在しているの
そのVOCALOIDたちが誤って暴走し、人間に危害を加えないために
いくつかのセキュリティーのあるクリプトン本社に収容されておりため・・・
脱走などできるわけが無いのだった。。。
「・・・言ったろう、捨てられたって。。。」
不意に響くその声に2人の肩がびくりとゆれる
・・・先ほどまで吠えていた少年のような甘い声ではなく、まるでそれは・・・
「俺もリンも・・・ここで目が覚めた。
一番最初に観たのもリンで
一番最初に聴いたのもリンで
一番最初に感じたのも・・・俺はずっとリンだけだった。」
寂しいと感じた時も
悲しいと感じた時も
寄り添うように・・・居てくれた。
嬉しいと思った時も
楽しいと思った時も
一緒になって笑いあってくれた。
君は俺で
俺は君で
だから
離れたくない
放したくない
失くしたくない
失うのは・・・もう、嫌だ。
「鏡みたいね・・・まるで」
「え?」
「お互いにお互いを映しあっていて・・・」
「きっと、この子も同じなんだろうね?」
「・・・そう、かな?
そう思ってるのは俺だけかも。。。」
なぜか悲観的になるレンにメイコはケラケラ笑いながら
それなのに・・・まっすぐと彼を射ぬような瞳でその目を捕らえる
「なら、彼女は・・・何のために生きようと必死なのかしら?」
その言葉の意味が解らず
レンはメイコの顔を見上げる
機能を強制停止させられて居るのに
「彼女は今必死になって戻ってこようとしてる
・・・なぜ、こんな世界でも生きたいのかしらねぇ?
どんな理由があるのかしらねぇ?」
時は緩やかに動き出す。
動き出してはいけない時が
ただ、必然のように・・・ゆっくりと秒針を進める。
声が出ない。
何か言いたい。
何か伝えたいのに
言葉が、詰まる。。。
だから・・・
今は握り返してくれない
リンの手をただ握り締めた。
「戻ってきて・・・
独りにしてないで。。。」
また、大好きな
あの笑顔をみせて、欲しいから・・・。
【next】
メイコたんは強い方です。
メイコたんは心の広い方です。
メイコたんはとっても優しい方です。
だから、みんな大好き!!!なのよ!!
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