無題

雨粒のように降りしきる　言葉
傘を差してもじわじわっと浸み込んで来る

ばれない様に
本音をこぼしても

やっぱり、誰にも拾われない

だから

傘を閉じた。


冷たく沁み込んでくる
ありとあらゆる思いを

・・・一身に、浴びてやろう。


***


眠たくて　目を閉じる。

外の音がうるさくて目を閉じても
眠りになんて落ちれない。

眠たくて　目を閉じる。

誰かの顔を思い出して目を閉じても
眠りになんて落ちれない。

眠たくて　目を閉じる。

何の気配もなくて目と閉じて
漸く息をつく


でも、やっぱり眠れない。。。


寂しいんじゃない
所詮、恋しいだけ。


***


さめた思い

まるで、蚊帳の外。
追い出された思い。

まるで、離れ小島。
最初から誰も居ない。

まるで、真夏の雲。
鮮やかなだけで、何もない。




夢から醒めた、そんな思いで
立ち尽くしたら・・・今度は、歩き出そう。



***


大丈夫。
今度夢の中で

あなたのお墓参りにいくから。