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レンリン以外は生きる気力です!!     現在進行形でからくり卍ばーすと中心に       頭の中が溶けていますので        ご利用にはご注意くださいwww
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パラレルです。
前回の続きです。

設定的にはおって説明していきたいのですが・・・
若干皆さん雰囲気が陰湿になっておりますので

「コレが初音ミクなんだ」とか言う発想はなさらないでね?

ブラック★ロック シューター思考の設定になっておりますので
そこらへんは肝に命じてください。。。

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大事なものを守りたいと思いのなら
・・・自分の痛みに気づかないフリをしなさい。

貪欲なまで深い願いであるなら、在るだけ
痛みは増すものだから。。。






【機械仕掛けの人形達のゆめ。5】






何度目かのcallで、彼女は出た。


『どうたの?・・・急用?』


彼女はすぐにそう、問いかけた。
このcallするのは私くらいで
私自体滅多に掛ける事はない為
用件は大抵、急用だと思われている。。。

当然と言えば、確かに・・・当然だ。

「はい、何も言わずに
 助けてもらえませんか、メイコさん?」
『何も言わず??
 ・・・なに?厄介なの?』

受話器越しに聴こえる潜む声。

「はい“感染”されてます
 かなり・・・危険な状態だと思います」
『・・・そう、アンタの目で見てそう思うなら・・・相当ね?』

はぁぁっと深いため息が耳に響き
数秒の沈黙の後で

『・・・解かったわ。
 すぐにGPSで今の現在地を検索してから』
「3分でお願いします」

普通の人間が聞けば3分とは無理な話に聞こえる。
確かに無理と言う限度ではない・・・
でも、それが彼女には可能だから。。。


『・・・本気?』


受話器越しの声が静かにトーンを落し、私に問いかけてくる
次の私の声で彼女は・・・
私の“本気度”を見抜こうとしている




「はい。」




思いのほか短い言葉に、意味を込める。
下手な言葉を繕うよりか
よっぽど早く、解かりやすい。

すると、受話器ごしの声は僅かにゆるくなる。。。



『解かった。。。
 じゃぁ・・・“開放”しなさい

 あ。出来るだけ抑えるのよ・・・バレたくないんでしょ?』



ね?とクスクス笑う。
相変わらず彼女のさっぱりとした男前な性格は、とても憧れる。。。


「・・・では、お願いします」


そう言うと、ミクは一方的に通信を終わらせた。
そして、2人をその目見据えると
僅かに距離をとる様に後ろに下がり


「今から、ココに私の仲間が来ます。」
「・・・なかま?クリプトンのか?」

ミクがゆっくり頷くと
途端、レンの表情は嫌そうに歪む
しかし・・・彼も一応は状況を理解しているらしく
唇をその唇をかみ締めて・・・声と本意をかみ殺した。



「ココの位置を正確に判断してもらうために
 “リミット”を解除するから・・・

 中てられないでね?」



レンが 言葉の意味を理解仕切れて居ないのを
解かっていて、ミクはそれ以上何も答えることなく

“リミット”を解除した

言葉で説明するようにも
・・・こう言うものは、体感した方が理解しやすい。




























左目が熱い。
焼け落ちそうなほどに、熱い。

相変わらず・・・慣れない、この痛みだけは

何度繰り返していても
この目は、熱く熔けてしまいそうだ


小さな砦は悲鳴を上げるように僅かに、軋む
 

ねぇ、その眼で観ていて
コレが・・・私たちの“チカラ”だよ。。。



***


   あなたは・・・はじまりの歌を憶えていますか?


***
 
 

トン。


「あらよっと。。。」


そう言って突然見知らぬ
赤く露出度の高い女が降って来た。。。

レンは、驚きのあまり・・・
思わず上を見上げてみるが
天井には穴の開いた痕跡すらない。。。





   一体、どうやって?
   ソレよりさっきのは、初音のアレは・・・なんだ?





「早く来いって言われてから、飛んできたわよ?」
「メイコさんの場合は本当に、飛んでますから。。。」

この会話自体笑を取りたいのかも
・・・解からないんですけど。。。
本当に、大丈夫なのか?

半ば疑いの目で2人やり取りを観ていると
漸くメイコは彼の存在に気がつき・・・目を向ける
そして、そのその腕の中の少女と見比べて
僅かに考え込む。。。


「メイコさん?」
「・・・まさか、ね。。。」

「どうかしたんですか?」
「ミク。あの子達・・・なに?」


そう、問うメイコの瞳は先ほどより
…赤が濃く深みがかっている


「私もさっき会ったばかりで・・・詳しくは・・・
 でも、彼らも私たちと“同じ”です」


ミクの声は静かに響く・・・
彼女もまた、静かに答えた。



「“VOCALOID”」
「・・・はい。」



2人の話す内容はレンには届いていないのだが・・・
自分達の事だと言うのは解ったらしく
相変わらず敵意を向けるようにギッと睨みつけ、リンを抱え込む。。。

その様子を見たメイコはおもむろに指を向けて




「なにこれ~!!!!
 どっかの小動物みたいじゃない!!!」




可愛いんですけど!!!とはしゃぎだす。。。

「メイコさん・・・?」
「・・・ごめん///私この手の可愛い系には弱いのよ///」

そう、ケラケラっと豪快に
笑いのけてミクに話しかける。。。


「メイコさん・・・今、しらふですよね?」
「えぇ、そのつもりよ!!」


メイコさん。

そのつもりもないも・・・
飲んでいるのには、変わりませんよ?
と言いたかったが・・・それは、あえて心の中にそっとしまった。

視界の端でさっきか程から威嚇に近い警戒が
ほぼ殺意に変わっていることにも・・・ミクは見ないフリをした。。。

【next】
本文の「中て」は(あて)と読みます。。。
(なかて)じゃないので!!!

話の中に笑いを混ぜたかったんです!!!!
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