レンリン以外は生きる気力です!! 現在進行形でからくり卍ばーすと中心に 頭の中が溶けていますので ご利用にはご注意くださいwww
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***
手紙を書きました。
紙ひこうきを折って
2人の壁越えてけるように
トンデケ トンデケ
【紙ひこうきが飛んだ、そら。】
次の日。
彼女は、あの絵の場所に訪れる。
どれだけ待っていたのだろう?
彼女は見覚えのある姿を見つけると・・・
思い切って持っていた紙ひこうきを向こうに向かって飛ばした
白い紙ひこうきは風にのり
ゆっくりと彼の元へと飛んでゆく
暫く私が飛ばした紙ひこうきを見つめたまま
彼は、地面に落ちたそれを拾い上げ
ゆっくりと紙ひこうきを広げる
私は返事を書いた。
彼に返事を書いた。
『ここではない、そら。があるの』
彼は、それを見て
返事だと気がついてくれた
嬉そうに微笑んだ。
大きく手を振り、微笑んだ。
・・・通じんだ。
嬉しい。
うれしい?
・・・解ったんだ。
楽しい。
たのしい?
声を上げれば誰かに気が着かれてしまう。
だから、2人は言葉を交わすことなど
出来なくて・・・
それでも。
それでも。。
ただ、君の元に飛んでゆく
この紙ひこうきが・・・
私の、宝物。
***
幾日 幾月 あれから毎日
君の紙ひこうきが 僕の
ヨロコビ ヨロコビ
***
それから、毎日毎月と彼女は紙ひこうきを作った。
そして・・・あの場所で彼女は紙ひこうきを飛ばした。
絵に描いた空と
本当の空の
間を飛んでゆく2人の紙ひこうき
毎日一度だけあの壁を越えてゆく
2人だけの大切な・・・宝物。
私の大切な、きおく。
「リンちゃん最近楽しそうだね?」
徐に顔を上げると・・・
そこには緑色の長い髪の女の人が笑いかけてくれていた
だから、私はその人に笑い返しながら
「うん、楽しい!!」
さらさら流れる緑色の髪はとても綺麗に風になびいて
私も髪を伸ばそうかな?・・・似合うかな?
そんなコトを思って自分の髪を引っ張ってみた。
『 あの人は、なんて言うかな? 』
似合う。そう、言ってくれるだろうか?
短い髪のこと。長い髪の子。どっちが好きかな?
今度聞いてみよう。
そう思って、書いた手紙を紙ひこうきに折る。
最初は作り方なんて解らなくて、彼の最初の紙ひこうきが私のお手本。
毎日コレを見ては・・・
手紙を紙ひこうきに変える。
「その、紙ひこうきのおかげなの?」
「えへへ、ナイショ////」
緑の髪の女の人は「ずるいわ」と、言いながら
何故か自分のことのように笑ってくれる
うれしかったの。
たのしかったの。
あなたとの繋がりが
今の私を繋いでいてくれることが。
***
毎日飽きることなく書き綴る手紙。
お互いの何もわかる事はないけれど・・・それでもよかった。
私は今ここにある時間が
とても、とても愛おしかったから。
でも。
もし、叶うなら
・・・あの人と話がしてみたい。
叶うことなんてできないのは、わかっている。
「いってきまぁーす!!」
「はい、いってらっしゃい」
かけてゆくその背中に青い髪の人は手を振って送り出す
「あぁ、またリンちゃん居ちゃった~ぁ。。。」
一足先にかけて行ってしまったリンを追うように
走ってきたが緑の髪の彼女は
はぁ。。。っと青い髪に彼の横でため息をつく
「最近、遊んでもらえなくて寂しいのかい?」
「・・・うん。でも、リンちゃん毎日楽しそうだからいいの」
そう言って、ぐぐっと我慢する様に
彼女は持っていたぼろぼろの人形を抱きしめた。
・・・彼は少し驚きをしながらも、その頭をなでてやる。
「そうだね・・・嬉しそうだね。」
毎日嬉しそうにかけていく、少女。
ここに来た頃は・・・あんな笑顔は、なかったのに。
「毎日、憶えていられるんだろうね・・・。」
そして、鳴り響く一本の電話が・・・
この先の2人の世界を変えてしまう。
【next】
手紙を書きました。
紙ひこうきを折って
2人の壁越えてけるように
トンデケ トンデケ
【紙ひこうきが飛んだ、そら。】
次の日。
彼女は、あの絵の場所に訪れる。
どれだけ待っていたのだろう?
彼女は見覚えのある姿を見つけると・・・
思い切って持っていた紙ひこうきを向こうに向かって飛ばした
白い紙ひこうきは風にのり
ゆっくりと彼の元へと飛んでゆく
暫く私が飛ばした紙ひこうきを見つめたまま
彼は、地面に落ちたそれを拾い上げ
ゆっくりと紙ひこうきを広げる
私は返事を書いた。
彼に返事を書いた。
『ここではない、そら。があるの』
彼は、それを見て
返事だと気がついてくれた
嬉そうに微笑んだ。
大きく手を振り、微笑んだ。
・・・通じんだ。
嬉しい。
うれしい?
・・・解ったんだ。
楽しい。
たのしい?
声を上げれば誰かに気が着かれてしまう。
だから、2人は言葉を交わすことなど
出来なくて・・・
それでも。
それでも。。
ただ、君の元に飛んでゆく
この紙ひこうきが・・・
私の、宝物。
***
幾日 幾月 あれから毎日
君の紙ひこうきが 僕の
ヨロコビ ヨロコビ
***
それから、毎日毎月と彼女は紙ひこうきを作った。
そして・・・あの場所で彼女は紙ひこうきを飛ばした。
絵に描いた空と
本当の空の
間を飛んでゆく2人の紙ひこうき
毎日一度だけあの壁を越えてゆく
2人だけの大切な・・・宝物。
私の大切な、きおく。
「リンちゃん最近楽しそうだね?」
徐に顔を上げると・・・
そこには緑色の長い髪の女の人が笑いかけてくれていた
だから、私はその人に笑い返しながら
「うん、楽しい!!」
さらさら流れる緑色の髪はとても綺麗に風になびいて
私も髪を伸ばそうかな?・・・似合うかな?
そんなコトを思って自分の髪を引っ張ってみた。
『 あの人は、なんて言うかな? 』
似合う。そう、言ってくれるだろうか?
短い髪のこと。長い髪の子。どっちが好きかな?
今度聞いてみよう。
そう思って、書いた手紙を紙ひこうきに折る。
最初は作り方なんて解らなくて、彼の最初の紙ひこうきが私のお手本。
毎日コレを見ては・・・
手紙を紙ひこうきに変える。
「その、紙ひこうきのおかげなの?」
「えへへ、ナイショ////」
緑の髪の女の人は「ずるいわ」と、言いながら
何故か自分のことのように笑ってくれる
うれしかったの。
たのしかったの。
あなたとの繋がりが
今の私を繋いでいてくれることが。
***
毎日飽きることなく書き綴る手紙。
お互いの何もわかる事はないけれど・・・それでもよかった。
私は今ここにある時間が
とても、とても愛おしかったから。
でも。
もし、叶うなら
・・・あの人と話がしてみたい。
叶うことなんてできないのは、わかっている。
「いってきまぁーす!!」
「はい、いってらっしゃい」
かけてゆくその背中に青い髪の人は手を振って送り出す
「あぁ、またリンちゃん居ちゃった~ぁ。。。」
一足先にかけて行ってしまったリンを追うように
走ってきたが緑の髪の彼女は
はぁ。。。っと青い髪に彼の横でため息をつく
「最近、遊んでもらえなくて寂しいのかい?」
「・・・うん。でも、リンちゃん毎日楽しそうだからいいの」
そう言って、ぐぐっと我慢する様に
彼女は持っていたぼろぼろの人形を抱きしめた。
・・・彼は少し驚きをしながらも、その頭をなでてやる。
「そうだね・・・嬉しそうだね。」
毎日嬉しそうにかけていく、少女。
ここに来た頃は・・・あんな笑顔は、なかったのに。
「毎日、憶えていられるんだろうね・・・。」
そして、鳴り響く一本の電話が・・・
この先の2人の世界を変えてしまう。
【next】
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