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レンリン以外は生きる気力です!!     現在進行形でからくり卍ばーすと中心に       頭の中が溶けていますので        ご利用にはご注意くださいwww
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*ほのぼのからくり。

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***


チリン。っと響く音に目を向ける







いつもの場所でベンチに座り
衝動的に買ってしまったそれを箱から取り出し指にかける。

風に揺れてはチリン。っと響く
赤く咲いた花が鮮やかなのに
なんとも可愛らしい音色。


音に誘われて買ってしまったが
まぁ、いいだろう。
部屋に飾れば、ばれることは早々にないだろうと
箱にしまおうとした、が


「風鈴買ったの?」


横から伸びてきたさらわれる。
人差し指に引っ掛けて音を遊ぶ


「…なんか、れんに合わないな~」
「…ウルサい」

「まぁ、いいっか?」


くすくす笑いながらはいっとすぐに返してくれた
丁寧に箱にしまいホッと息をつくと



「で、なんでそれ買ったの?」
「…。」



ねぇねぇなんで?っと
横からつっかれ視線を逸らす。

「あ~今日はなんていい天気だ。」

っと話題を無理矢理変えようとしてみたがる
それが不服だったらしく
俺の視界に回り込み


「話かえるな」


しかし、再び逃げるように視線を変え
「今日は暑くなりそうだな。」
っと言葉を加えるが

負けずにりんは再び視界に入り込む
「……おい。」
声に幾分か怒りが見えたが、折れるわけにはいかない。

なんどか繰り返せば飽きて諦めると思ったが

俺は、りんの癖を忘れていた。





コイツはとんでもなく負けず嫌いですぐ感情的になるところを……





いきなり、ネクタイを掴んだかと思うと勢い
よく引き寄せられ体制悪くなすすべはなかった。

ぎりっと久し振りに
真っ向から睨みつけられる
背筋がざわりと騒ぐのも懐かしいが
……それくらいでそんな怒らなくても…。



「私から、視線を反らすな!」



威張る。というか…
なんていう傲慢な理由だろうか?
目を開いて見つめる。

赤い赤いその瞳に見つめられたら
反らすことなんて、できない。

だから、嫌だった。
言ってしまうじゃないか?


「…みたいだから///」
「はぁ?」


ちろっと視線を向ける相変わらず
不服そうな顔で睨みつけられている…

はぁぁっとため息をはき抵抗を諦めた


「みてたら、赤い花とか可愛い音とか全部
 ……りんみたいに…思えたから///」



買いました。そう続けた



さぁ、罵倒が飛んでくるか?鉛が飛んでくるか?平手がくるか?
風鈴の赤い花のように赤い顔をした君から
取り合えずは、この風鈴を死守しなくては…。
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