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レンリン以外は生きる気力です!!     現在進行形でからくり卍ばーすと中心に       頭の中が溶けていますので        ご利用にはご注意くださいwww
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*ほのぼのからくり。

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***

はい。っと差し出されたものを見上げる。
それは、太陽の反射でキラリと眩しく見えた。






彼はしばらく差し出された不思議な形のビンを見つめていた
中には液体が入っているが
飲み口らしきところには何かがはまっていて飲めそうにない。

しばらく考えて首を傾げる…と


「あんた、もしかして…飲み方知らないの?」


彼にビンを差し出したのは、彼女。
彼女は一人でビンの液体を飲んでいた。



「……知らない。」
「あ~庶民とはなれ合えないって?」



棘をワザと刺す言い方。

「初めて、見た」
「え?……初めて?」

「ああ、初めて。」
「…あ~もういいや///教えるわよ!」

彼女、がひらりと距離をつめる。
暑い日差しの中でふわりと甘い匂いが鼻をくすぐる。


「いい?このビー玉を下に押し込めばいいだけよ」


解る?と聞かれやり方は理解した。
先ほどビンと一緒に渡された道具を使うらしく
言われたとおりにひ゛ー玉を押し込んだ。

すると、突然中から泡が吹き出して少なからず驚いたこれは、嫌がらせだろうか?
あり得そうだから…面倒だ。
はぁっと、ため息を吐きながら水滴だらけのを振り払う



「あぁ~ちゃんと押さえないからよ?」
「…そんなの聞いてない。」



ケラケラからかうように笑うから睨むように見ると
彼女は、知ーらない。とそっぽを向かく。
しかし、それがどこか楽しげで
嫌なのに悪い気はしなかった。
盗みるようにしてはくるりくるりと変わる彼女の表情が
彼にとっては一つ一つ愛おしくて仕方ない。




だから、目が合うだけで心臓は早く音を立てる




噴き上がるように高くなる体温を下げようと
口の中で弾ける液体を煽るように飲み込んで
…思わず咳き込みむせた。







「ちょっと~バカね~ぇ」






べたつく手のひらの甘さと昼下がりの木漏れ日と
キミの、笑顔は……なんてたちが悪いんだ。
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