レンリン以外は生きる気力です!! 現在進行形でからくり卍ばーすと中心に 頭の中が溶けていますので ご利用にはご注意くださいwww
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***
気がついたのは、閉じた瞼に刺さる光。
逃げるように寝返りを打つと肩からナニかがずれ落ちて
薄く目を開けると、ソレがスーツの上着だと気がついた。
肌寒しワケではなかったが・・・
上着を引き上げ自分の肩に引っ掛けながら
うつらうつらと、まどろんでいた
少し固めの背もたれの居心地に気だるさが蘇る。
自分が居る場所が音楽室ではないことに気がついたのは
それから数分後のことだった。
「・・・起きたのか?」
かけられた言葉に視線を向ける。
がさりとビニールが擦れる音がしてから
ドン。と鈍い音とがしてドアがしまる
・・・あぁ、車だ。ココは車の中だ。
声を上げようとしてみたが
気だるさからなのだろうか?声が上げられない
何か言いたくても、声にならない
「もうすぐ着くけど、まだ寝てていいから」
そう言ってくしゃりと髪を撫でられる。
安心したわけではないけど
・・・私はかけられるエンジン音の中で
そのまま目を閉じて、意識を手放した。
【放課後課題授業。2】
この関係が始まったのは、3ヶ月ほど前からだった。
「・・・鏡音?」
急いで帰ろうとした時だ
・・・私は、呼び止められた。
「はい?」
「今日は、弾きに来ないのか?」
そう声をかけて来たくれたのは、音楽の担任。
半年ほど前に着たばかりの先生だが・・・
うちの学校の中で一番若く、一番女子からカッコいい!の声の高い先生。
「・・・っあ。
今日はその、用事がありまして。。。」
「そうか・・・また、鏡音の好きそうな曲見つけておいたんだけど・・・」
「残念だな」と、そう言って先生は残念そうに笑って見せる。
思わずその言葉に申し訳なかったが
心は酷く引かれた。
先生は、いつも私の好きメロディラインの曲を見つけてくれる。。。
だから・・・先生のおススメの曲はどれも弾いてみたい!!・・・のだが・・・
そんな魅惑的な誘惑を今は押し殺さないといけない。。。
出そうなる言葉を飲み込みながら、先生に勢いよく頭を下げ
「ご、ごめんなさい!!!
・・・どうしても大事な用事で」
「解った。用事なら仕方ないな。また、今度な?」
そう言って先生は何かを差し出した。
ソレは大きな茶色い封筒で、中を覗くと
楽譜が数枚入っていて・・・思わず顔を上げると
「じゃぁ、ソレは予習ってことで」
な?っと笑ってくれた。
渡された楽譜を握り締めて
私は返すように笑うしか、出来なかった。
「それじゃぁ、気をつけて帰るんだよ?」
そう言って遠くなる背中に
「さようなら。」と、だけ呟いて
・・・私は唇をきつく噛み
先生と反対方向へと歩き出した。
***
今、一番お気に入りの生徒が居る。
綺麗か?可愛いのか?と聞かれれば
彼女は、可愛い方だろうし
今時の子と比べるとまだ幼いくらい
いつも俺の周りを占領する子達とまた間違う。
ソレがいい。
ソレだからいい。
その日も彼女は、見ていた。
授業が終わるといつもピアノを見ていた。
あまりにも触りたそうに見ているので
「弾いてみる?」と聴いたらソレはソレを目を輝かせて
何度も頷いた。
「ピアノ、好きなの?」
「・・・好きって言うか、憧れですかね?」
彼女の鍵盤を撫でる指が
どこか愛おしそうで
ぽん。ぽん。音を撫でながら
嬉しそうに笑う
ただそれだけなのに本当に楽しそうで・・・
あぁ、この子はピアノが好きなんだ。そう思った
「あ。鏡音さんは楽譜読める子?」
「・・・何となく、なら」
「そっか・・・じゃぁ。ちょっと待ってて」
だから・・・
授業では弾かないような本当に
自分が好きな曲の楽譜を数曲、彼女に渡した。
「また、おいで。」の言葉と一緒に。。。
嬉しそうに笑う彼女を遠目でみていた。。。
『なんて、平和な子なんだろう・・・』と
それは、その日の授業が終わり
後片付けをしたい時だった
「先生!」
「・・・はい?」
見れば彼女は教室のドアに張り付いていた。
忘れ物だろうか?少し驚いたが「どうかした?」と問いかければ
硬直したままドアに入貼りついたまま顔を真っ赤にさせて
俺を見る眼が涙目で・・・可愛いなぁ。と思いながら
その口が開くのを待った。
たぶん、ものすごい勇気を出して言ったんだろう。。。
「先生、放課後ピアノを貸してください!」
「お願いします!」と思いっきり頭を下げられた
その腕の中には数枚の紙があった。。。
よく見ればソレが数日前に自分があげた楽譜だということが解る
さらによく見れば赤い文字でなにやら書き込まれている
・・・そんな小刻みに震える肩を見て
「じゃぁ。。。
放課後は鏡音さんとの特別授業にしようかな?」
どうかな?と問いかけると、彼女の目はキラキラ輝いた。
その日から放課後になると彼女は
毎日のように教室に顔を出した
だから、余程の理由が無い限りは
いつでも自由に出来るようにと放課後は鍵をしなかった
時折、頼まれごとで外へ出る用事や
職員会議のある日などは鍵をしていたが・・・
いつも終わるまで音楽室の前で楽譜を読んで、待っている。
ホンの5分でもいい。。。鍵盤に触れて居たいらしい
だから、鍵盤に触れているときはいつも幸せそうにしていた
彼女の音は・・・
柔らかいというより、鋭く
甘いというより、艶かしく
大胆かと思えば、繊細で
聞けば、ピアノは習ったことがなく
全て、独学のものらしい。。。
・・・そのため、幾分癖のある弾き方だが
当たり前の形に囚われない。それがまた彼女らしさなのだろう。
今まで聴いたきたものの中で
これ以上の魅力を感じたことはない
それは、まるで・・・
初めて、聞き惚れる。と言うものなんだろう。。。
「・・・今日は、聴けないのか。」
一人呟き、音楽室の鍵をかけた。
久しぶりにできたこの、空いた時間。
・・・仕方が無いのでもう一つの仕事を片付けるために
その日は、いつもより早めに職員玄関を後にした。
【next】
先生→生徒。な感じですね?そうですね?
だめですよ!!生徒に手を出しちゃ!!!・・・大丈夫、どうせ二次元☆
何でもありありなのですよ!!(現実見ろよ。)
気がついたのは、閉じた瞼に刺さる光。
逃げるように寝返りを打つと肩からナニかがずれ落ちて
薄く目を開けると、ソレがスーツの上着だと気がついた。
肌寒しワケではなかったが・・・
上着を引き上げ自分の肩に引っ掛けながら
うつらうつらと、まどろんでいた
少し固めの背もたれの居心地に気だるさが蘇る。
自分が居る場所が音楽室ではないことに気がついたのは
それから数分後のことだった。
「・・・起きたのか?」
かけられた言葉に視線を向ける。
がさりとビニールが擦れる音がしてから
ドン。と鈍い音とがしてドアがしまる
・・・あぁ、車だ。ココは車の中だ。
声を上げようとしてみたが
気だるさからなのだろうか?声が上げられない
何か言いたくても、声にならない
「もうすぐ着くけど、まだ寝てていいから」
そう言ってくしゃりと髪を撫でられる。
安心したわけではないけど
・・・私はかけられるエンジン音の中で
そのまま目を閉じて、意識を手放した。
【放課後課題授業。2】
この関係が始まったのは、3ヶ月ほど前からだった。
「・・・鏡音?」
急いで帰ろうとした時だ
・・・私は、呼び止められた。
「はい?」
「今日は、弾きに来ないのか?」
そう声をかけて来たくれたのは、音楽の担任。
半年ほど前に着たばかりの先生だが・・・
うちの学校の中で一番若く、一番女子からカッコいい!の声の高い先生。
「・・・っあ。
今日はその、用事がありまして。。。」
「そうか・・・また、鏡音の好きそうな曲見つけておいたんだけど・・・」
「残念だな」と、そう言って先生は残念そうに笑って見せる。
思わずその言葉に申し訳なかったが
心は酷く引かれた。
先生は、いつも私の好きメロディラインの曲を見つけてくれる。。。
だから・・・先生のおススメの曲はどれも弾いてみたい!!・・・のだが・・・
そんな魅惑的な誘惑を今は押し殺さないといけない。。。
出そうなる言葉を飲み込みながら、先生に勢いよく頭を下げ
「ご、ごめんなさい!!!
・・・どうしても大事な用事で」
「解った。用事なら仕方ないな。また、今度な?」
そう言って先生は何かを差し出した。
ソレは大きな茶色い封筒で、中を覗くと
楽譜が数枚入っていて・・・思わず顔を上げると
「じゃぁ、ソレは予習ってことで」
な?っと笑ってくれた。
渡された楽譜を握り締めて
私は返すように笑うしか、出来なかった。
「それじゃぁ、気をつけて帰るんだよ?」
そう言って遠くなる背中に
「さようなら。」と、だけ呟いて
・・・私は唇をきつく噛み
先生と反対方向へと歩き出した。
***
今、一番お気に入りの生徒が居る。
綺麗か?可愛いのか?と聞かれれば
彼女は、可愛い方だろうし
今時の子と比べるとまだ幼いくらい
いつも俺の周りを占領する子達とまた間違う。
ソレがいい。
ソレだからいい。
その日も彼女は、見ていた。
授業が終わるといつもピアノを見ていた。
あまりにも触りたそうに見ているので
「弾いてみる?」と聴いたらソレはソレを目を輝かせて
何度も頷いた。
「ピアノ、好きなの?」
「・・・好きって言うか、憧れですかね?」
彼女の鍵盤を撫でる指が
どこか愛おしそうで
ぽん。ぽん。音を撫でながら
嬉しそうに笑う
ただそれだけなのに本当に楽しそうで・・・
あぁ、この子はピアノが好きなんだ。そう思った
「あ。鏡音さんは楽譜読める子?」
「・・・何となく、なら」
「そっか・・・じゃぁ。ちょっと待ってて」
だから・・・
授業では弾かないような本当に
自分が好きな曲の楽譜を数曲、彼女に渡した。
「また、おいで。」の言葉と一緒に。。。
嬉しそうに笑う彼女を遠目でみていた。。。
『なんて、平和な子なんだろう・・・』と
それは、その日の授業が終わり
後片付けをしたい時だった
「先生!」
「・・・はい?」
見れば彼女は教室のドアに張り付いていた。
忘れ物だろうか?少し驚いたが「どうかした?」と問いかければ
硬直したままドアに入貼りついたまま顔を真っ赤にさせて
俺を見る眼が涙目で・・・可愛いなぁ。と思いながら
その口が開くのを待った。
たぶん、ものすごい勇気を出して言ったんだろう。。。
「先生、放課後ピアノを貸してください!」
「お願いします!」と思いっきり頭を下げられた
その腕の中には数枚の紙があった。。。
よく見ればソレが数日前に自分があげた楽譜だということが解る
さらによく見れば赤い文字でなにやら書き込まれている
・・・そんな小刻みに震える肩を見て
「じゃぁ。。。
放課後は鏡音さんとの特別授業にしようかな?」
どうかな?と問いかけると、彼女の目はキラキラ輝いた。
その日から放課後になると彼女は
毎日のように教室に顔を出した
だから、余程の理由が無い限りは
いつでも自由に出来るようにと放課後は鍵をしなかった
時折、頼まれごとで外へ出る用事や
職員会議のある日などは鍵をしていたが・・・
いつも終わるまで音楽室の前で楽譜を読んで、待っている。
ホンの5分でもいい。。。鍵盤に触れて居たいらしい
だから、鍵盤に触れているときはいつも幸せそうにしていた
彼女の音は・・・
柔らかいというより、鋭く
甘いというより、艶かしく
大胆かと思えば、繊細で
聞けば、ピアノは習ったことがなく
全て、独学のものらしい。。。
・・・そのため、幾分癖のある弾き方だが
当たり前の形に囚われない。それがまた彼女らしさなのだろう。
今まで聴いたきたものの中で
これ以上の魅力を感じたことはない
それは、まるで・・・
初めて、聞き惚れる。と言うものなんだろう。。。
「・・・今日は、聴けないのか。」
一人呟き、音楽室の鍵をかけた。
久しぶりにできたこの、空いた時間。
・・・仕方が無いのでもう一つの仕事を片付けるために
その日は、いつもより早めに職員玄関を後にした。
【next】
先生→生徒。な感じですね?そうですね?
だめですよ!!生徒に手を出しちゃ!!!・・・大丈夫、どうせ二次元☆
何でもありありなのですよ!!(現実見ろよ。)
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