【かみさまの居ない世界で。】

アニメパロ。

寝ぼけた頭でミクリンにレンリン要素を入れればいける！！！
と、思った！！！・・・・んだと思う。（笑）

***


私はあの日
大事なものを２つ、なくした。


【かみさまの居ない世界で。】


授業は早退が多い。
・・・学校に友達は、居ない。
だからと言ってイジメられているワケではない
自分の中で誰かと距離をとってしまう癖がついているだけだと思う

そんなことを思いながら何を言っているのか
よく解らない先生の声が呪文のように感じながら
外を眺めていると・・・遠くの方で嫌な気配が濃くなるのを強く感じて
思わず目を凝らした。。。
その直後、私の携帯は高らかに着信を立てる。。。

先生は呪文を止め私の方へ視線を向ける
勿論他の生徒の視線も全部向いている
けれど、そんなのお構いしなしで携帯に出る
maliの着信だったらしくすぐにフォルダーをあけると


『5分後に到着』


と、ごく短いものだけだった。
でも・・・私にはソレで十分で、すぐに教科書を机に仕舞うと
カバンと大事な相棒を取り席を立つ


「先生、お母さんの容態が。。。」


教師はその言葉でコクコク頷きながら
「早く行きなさい。」と帰りを促した
後ろの席の子が「大丈夫？」と聞いてきた。
私は、苦笑いをして「・・・きっと大丈夫」と答え、教室を駆け足で出てゆく。


私には母親は居ない。
母親はおろか、父親もいない。
むしろ・・・

生まれて一度も会ったことはないと、思う。

そこらへんの記憶は本当にあいまいだ。
いろんなことが一気に起きたあの頃は
・・・私の『記憶』を半分近く根こそぎ奪っていった。

あの頃をことを思い出すと
思わず、足が速くなる
学校を出て、少し先・・・
あの踏み切りの先が待ち合わせ場所。
という、後一歩で遮断機が下りてしまう

「早く早く」と無意味に急かしながら
足踏みをしながら時間を潰していると
不意に、向こうに誰かが同じように踏切が開くのを待つ。
良くあることなのだが・・・彼は、たぶん制服だ。
うちの学校の学ラン。。。遅刻だろうか？
そう、思って顔を上げると・・・私は、足を止めた。






真っ白になるってゆく頭の中で
私は何度もその名前を呼び続けたことがあった。
今でも何度だって私はその音を刻むことが出来る。

けれど

声が喉に
張り付いたように

音にはならなくて・・・


涙がこぼれると同時に
やっと音にした瞬間に・・・
電車の雑音でソレはかき消されてしまった。

カンカンカン。と鳴り響く遮断機が音をやめ
ポールが上がるのに・・・その姿はそこには無かった。



あれは、白昼夢。だったのだろうか？



崩れるようにその場に座り込んでしまった。
アレから2年も経つのに、私の相変わらずのままだ
泣いてばかりじゃ進めないのに

いつまで経っても
あの頃から動けない。

やっぱり、怖い。
独りは、怖いの。






　　　でも、呼びたい名前はあの日
　　　みんな・・・居なくなってしまったの。





それでも、歯を食いしばって
制服の袖で涙を擦った
思いっきり自分の頬を叩き気合を入れなおす。

駆け出した先にある
見覚えのあるワゴンに乗り込むと
そこは、張り詰めた空気の男の人と女の人が乗っていたが
私は、カバンの中からお菓子を取り出して封を切り
すぐにほお張り始めた。
多端、空気が緩み・・・2人が笑い
こちら、振り返りながら


「とっとと充電しとけ」
「すぐに、着くからね」

「うん！！」


大きく返事をしてポッキーとほお張った。














ワゴンが走りだした後。。。
踏み切りの近くにあったコンビニから
出てきた彼は、買い物袋からポッキーと取り出し
封を切ると・・・ほお張りながら楽しそうに学校の方へと歩き出した。

【next】
朝眠い目を擦りながらバイクに乗っているときに
「Paradise Lost」の曲が流れて・・・コレ、ミクリンでいけんだよなぁ。。。
って思ったら、レンリン要素混ぜればしんりょ書ける！！！って思ってみた（笑）

ので・・・やってみたよ！！！
喰霊。パロです。。。
連載予定ではないので・・・
書きたい様にだけしか書かないつもりです
あと、設定を借りるだけなんで本編の話とは混じってません。。。よ？
1巻しか読ませてもらってなくてね。。。(/TДT)/あうぅ

次くらいでごちょごちょ出来ればいい感じです！！（さぁーどうかな？）