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レンリン以外は生きる気力です!!     現在進行形でからくり卍ばーすと中心に       頭の中が溶けていますので        ご利用にはご注意くださいwww
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前回の続きです。。。
あんまりやらしくならなかったなぁ。。。うむむ。

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***


期待はしてない。
でも
諦めても、いない。




【恋歌2】




離れていくその感触を手放したくなくて
手を伸ばして、引き止めた

「・・・っ!?」

驚いてあげる声なんて気にしない。
引きずり込んで、ベットに敷き倒して“彼女”の上に覆いかぶさる。

驚きと困惑にゆれる瞳に背筋がざわつく
飢えてるわけでもないのに
その行動は衝動的で

柔らかそうな唇に噛み付いて
唇の間に舌を無理やりねじ込んでみると
僅かに抵抗が見えたけど・・・ソレさえも簡単に押さえ込む。


今は、俺が「上」だと解らせるように


鈍く上げる声すら貪りたくて
噛み付くように唇に甘く戯れる
“彼女”の口の中の自分たちの唾液で満たしたところで
ゆっくり舌を引き抜き、僅かに距離を作る。

それは“彼女”の表情を堪能するためと
・・・真意を聞きだすため。


「・・・なに、しにきたの?」


わざと制服のリボンを解きながら問いかける。
焦らしている訳でも誘っているわけでもない

事と次第
ソレによっては

仕掛けてきたのが“彼女”だとしても

俺は・・・殴られる覚悟はしている、けど
嫌われる覚悟は、まだ・・・出来てない。。。







「答えてよ・・・リン」







俺の下で柔らかそうな頬を赤く染め
薄い唇をきつく結んで、瞳が揺れる。。。


舐めたい。
噛みたい。

触りたい。


・・・でも、寸でのところで体が強張る。
それ以上が踏み出せなくて、立ち止まる。

行き場のない感情だけを毎晩誰かに吐き出さないと
自分がおかしくなりそうで・・・

最初に声をかけてきたのは“彼女”に似た髪の色の女の人。

顔も名前も思い出せないけど・・・ソレが最初。
後は容姿が似てたり、名前が同じだったり
・・・最後のほうが誰でも良かった。

だれでも、よかった。



すると、不意にリンが動く。
「どいて」と言って俺の胸を押した
言われたとおりに仕方なく距離を開けるように退くと
彼女は起き上がりポケットを漁り、何かを突き出した。


「・・・?」


開いた手のひらには2枚の1000円札。
ソレとリンの顔を交互に見て

「・・・これは?」
「た、足りないのは解ってる。。。
 ・・・でも、今月使っちゃったから・・これしか、ないの」

この前教室で「使いこんだ~ぁ」っと
にぎやかに騒いでたから知ってはいるけど




「で?」
「これで・・・ちょうだい。」




そんな、子供のおねだりじゃあるまいし。。。
はい、そうですか。ってワケにいくわけにはいかない
頭を掻きながら、呆れ気味にため息を吐くと

「なら・・・いくらなら、いいの?」

次は用意するから。。。っと
突き出していた腕を静かに下ろす



「だから・・・」
「なによ・・・
 ほかの人は良くて、私はだめなの?」



思わず、リンに目を向ける
・・・そこで、初めて気がつき俺は目を細めた。




「怖いくせに。。。」




びくっと肩が大きくゆれる。
先ほどから小刻みに震えていたのは、知っていた。
可哀想なくらい赤くなり、小さくなる彼女を見ていて

よく自分がココまで抑えていられるものだと感心さえする



「保健室で金出せば、俺が何でもするって思ったワケ?」
「・・・。」

「ソレを信じて、リンは俺に抱かれにでも来たの?」
「・・・。」

「・・・なんだよ、バカらしい。。。」
「・・・。」



黙ったままのリンに俺は
アレもコレもと言葉を吐き続ける。

全部本当のこと。

リンには知られたくない、本当のこと。



「・・・誰から聞いたか知らないけど、そんな話、嘘に」
「みんな知ってる。」


俺の言葉をさえぎる様にリンが声を上げる
うつむいて流れるその綺麗な髪で表情は解らない
だから、余計にかける言葉が見つからなくて、口ごもる。



「・・・。」
「レンのこと、気にしてる子なら・・・みんな知ってる。」

「はは。なにそれ?
 ・・・じゃ、リンは俺のこと気にして、くれてるの?」



あぁ、情けない。

何でそんな風にしか言えないんだろう。。。
いつもみたいに、戯れる言葉なら勝手に口から出てくるのに
なんでこんな時には都合よくいかないんだよ・・・



ゆるりと、リンが顔を上げる。
真っ直ぐに向けられるその瞳に、自分だけが映る。
それだけで嬉しくて、嬉しくて・・・怖くてたまらない。


ゆっくり開く彼女の唇をただ見つめることしか出来ず
息を呑み、その言葉を待った。。。

「・・・わたし、は」
























「好き・・なの。。。////」

長い長い異常に長い沈黙の後に
・・・泣きそうに震える声が、聞こえた。

「だから、私の知らないレンなんか嫌なの!!!」
「・・・ねぇ、りん。」

「?」

今度は俺がリンの言葉をさえぎる
けど、後の言葉が出てこなくて顔を抑えていると

・・・ゆっくりとリンが近づいてくる



「れん?」
「・・・・~~~っ////」



指の間からこちらをのぞきこんでくるリンに
こんな時に出さえ情けない自分が嫌になる。。。

泣きそうだよ。

ゆっくり息を吐きながら
呼吸を抑える

本当は心臓が口から出そうだよ。。。





いつもどんな声を作るんだっけ?
いつもどんな顔を作るんだっけ?



手を伸ばして
リンの頬に触れ
耳を通り、髪を流して

何事?っと不思議そうに間近で見つめてくる
リンの唇に啄ばむ様に一度だけ口付けた。


「もういっかい、言って」
「・・・え?」


何のことかは、解っている。

おろおろと困り顔になって
折角、収まっていた赤い顔がまた赤くなり
・・・それはそれはまた、美味しそうで喉が鳴る。


「そしたら、全部あげてもいいよ」


どうする?っと解っている答えをまた問いかける。









まだ、幼い子供だった頃
理由もなく一緒に居られた頃

あの頃は・・・こんな回りくどいことしなくても
歌うように素直に言えた言葉が、こんなにも重くて








ずっと、待ちわびていた。。。








「好き、大好き////
 だから・・・レンを私に、ちょうだい。」

あぁ、嬉しくて死んでしまいそうだ。

【end】
マセレンは本命にはうぶい路線でした。。。(笑)
ちっともやらしくなんねぇなぁ。。。まったく!!へたれだし!!

元はレイマの話だったんですが・・・こっちにリメイクしちゃったvvえへv
あっちは幼馴染じゃなくて先輩で、危ないところを助けてもらったの設定でしたねぇ
あの頃はマクたんが火渡さんちに妹君で!!って話でまわすのが好きだった。。。

レイは経済面で切羽詰っててそういう仕事~★って感じで
レン君の場合はただのその場の関係で。。。って感じで

まぁ、どちらにも言える事は
・・・学校でそういうお仕事はしてはいけません!!
あ。お客さんはみんな女の子ですよvvvね?
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