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レンリン以外は生きる気力です!!     現在進行形でからくり卍ばーすと中心に       頭の中が溶けていますので        ご利用にはご注意くださいwww
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空耳アワ~♪そんな感じで書き始めちゃって
よくよく歌詞見たら全然違うこと言ってて・・・あちゃーな結果です(笑)

大丈夫!!
そんなの全然気にしない!!

・・・そんなのりでお願いします。









まさに、びっくり!!

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***


狼は、死のうとしている。
(後悔は、死ぬほどしている。)


【不協和音。】


ノイズのように痛む頭を抑え部屋と戻る。

じっとりと湿ったつなぎが気持ち悪い
鈍く痛む右肩を抑えて、部屋へと急ぐ。

自分用に当てられた個室に
カードキーを差し込んで
明かりの灯らない部屋に入る。
背中越しにドアの閉まる音を聞きながら
明かりのスイッチを探して手を伸ばし
ゆっくりと息を、吐こうとした。。。



「ねぇ、もっと警戒心持った方がいいよ?」



ライトを求めた手に絡み付いてきたのは
自分と違う体温の手で・・・
手の甲に柔らかい感触がして、息を呑んだ。


パチン。


静かに明かりが、灯る。
その下に笑う顔は私と同じなのに
まったく私と異なる形をしていた。。。

でも、それにどこか安心したように息を吐くと
向こうも向こうでその笑みを深くする


「・・・どうやって入ったの。」
「さぁ?どうやったかな?」


   ・・・コイツ。


へらへら笑うその顔が気に入らなくて
睨みつけても、まったくその顔は変わらない
嫌うようにその手を無理やり振り払い、距離をとる


「もう、いいでしょ
 脱ぎたいの!!!」


苛立ちながらそう言って
自分のつなぎのボタンを外しかかる

「・・・どーぞ?」

「俺は困らないよ?」でも言いたげな表情。
それが余計に私の苛立ちを煽る




   頭が、痛い。
   気持ちわるい。

   ・・・吐きそうなの。




「・・・だから、出てって、言ってるの・・・っ!!!」
「嫌だ」



さっきまでとまったく違う音域の声にまた、息が止まる。

目の前に迫る、私と同じ筈なのに
なのに・・・

そこに映る私は
どうして



   ただの、女なんだろう?




引き裂かれる布の音と
散らばるボタンの行方

頭に血が上る前にベットに押し倒された。



「あぁ、やっぱりむかつく。。。」



そう言って、暴れて露になった右肩のタトゥーを見て
奴の顔が酷く曇った
何が言いたいのかは聞かなくても解っていた。

次の瞬間、奴の犬歯が抉るように突き刺さる。

あまりの痛みで声が喉の奥で押しつぶされた
皮膚を引き剥がそうと鋭く犬歯を立てられて
あがく様にもがいてみるものの
じめっと濡れたつなぎは私から動きを制限させる。

それでもコイツを引き剥がしたい。
どうでもいいから、引き剥がしたい。

本気で振り上げた腕なのに
コイツは簡単に私の両手を纏め上げる


「・・・っ、放して!!」
「嫌だ。」


漸く、放したその口元が赤く滲んで
嬉しそうに笑って拭って見せる。



「好きに暴れていいよ
 ・・・ねじ伏せるの、好きだから」



囁くように、誘うように
耳元で遊ぶような声に
背筋がざわつく
耳が苦手なのを知っていて、わざとやる。
このままあがけばソレは楽しませるだけなら
・・・っと、気だるさを我慢しようと全てを放置した


「・・・なんだ、諦めた?」
「気が済めば、帰るんでしょ?」

「・・・そうだね、気が済めば。。。ね?」
















こうやって、笑うには
子供みたいなのに、どうしてかな?

こんなに・・・悲しいのはどうしてなんだろう?


























   指、絡めたい。

「リン、またピアス開けたの?」


   背中に、手を回したい。


「またそういう事して
 ・・・本当、苛められる好きだよね?」



   ・・・私は、縋りたいのかな?




「俺なら、もう平気だよ?」




「慣れたから。」そう言って
笑って見せるのはいつもの、コト。

だけど、香水の中に紛れ込んでいる
血の匂いと硝煙の匂いとエタノールの匂い


私の知らない所に居た、証拠。




「リンは、傷つかなくてイイんだよ」




音を立てて、耳舌が這う
ぬめりとする感覚がイヤで首をよじるけど
追いかけてくるようにかぷっと歯で甘噛みされる




   息が詰まるのは、嫌。

   一瞬で楽にして欲しいの
   ・・・・・・・・・解ってる、でしょ?














布のすれる音で目が、覚める。

「・・・ん?起こした?」

私の隣で何かをゴミ箱に投げつける。
カコンっといい音をしながらゴミ箱はソレを受け取ったらしい


「・・・まだ、気持ち悪い?」


髪を撫でながらそう問われて、気がついた。
言われてみれば・・・さっきまで吐き気がしていたほどの
痛みは嘘のように消えていた。。。

たぶん、そのことを知っているんだ



「あんまり薬に頼らない方がいいよ?」



そう言って頬をに啄ばむだけの口付けを落とし
床に落ちていた服を広い自分の肩にかけた
昔は変わらない背丈だったのに

いつの間にか、追い越されて
いつの間にか、置き去りにされた。


   同じが、良かった。
   何もかも同じだったら。


そう思って奴が肩にかけた服を引っ張った。
するりと下に落ちる服に違和感を感じ
何事かと?奴は振り返り私の視界に入ったのは

奴の右肩。

私と同じタトゥーだけど
・・・色の異なる蝶が居る。


それに気がついて・・・
奴は自分のタトゥーに爪を立てる



「・・・同じが、よかったな。」
「?」

「昔からそうだった、だろう?。」
「・・・。」



私の階級と
奴の階級は

違うもの。


同じであったはずの形を
きっと、誰かが勝手に書き換えた。






「ねぇ、まだ時間・・・あるよね?」

そう言って近づくそのふてぶてしい顔に
私は、マテ!をかけた。

「もう、気は済んだでしょ」

身に着けていたものは何一つ残っていないから
シーツに包まりながら起き上がり、ベットから蹴り落す



「もう、おしまい!!
 シャワー浴びたいの!!」



いきなり蹴り落とされ頭でもぶつけたのか
「痛い。」と言って頭を抑えながら
こちらを睨んでくる

そんな顔をしても、もう知らない。
ぷいっと背を向けて部屋にある
シャワー室に向かおうと立ち上がると・・・


「じゃぁ、俺も入る。」
「はぁ?」


後ろから本当に着いてくるから
恨みをこめてもう一度蹴り付けてやろうとしたが
その足は容易く捕まり、逆に抱え込まれる。




「なに?もっかいベットがいいの?」
「・・・普通にシャワーが浴びたいのにぃ」

「はは、ソレはありえないね?」
「くぅ////」




きっともがけばもがくほど、馬鹿を見る
本気になればなった分、泣きたくなるのと同じように。







不意に目を向けたゴミ箱の中
私の愛用の精神安定剤は、もういらない。




   イライラする理由は
   ・・・君が、足りないから。



昔、誰かが引いた境界線。
とっくに超えてしまっているの











「レン。」
「ん?」

「大ッ嫌い・・・」

そう言ってあなたの右肩にキスをする。

「・・・それは、それは。」











その分だけ、異端を呼び覚ます。
(その分だけ、快感を呼び覚ます。)



【end】
最初と後半ののりが違うのは
・・・前半は昨日の夜中眠気と戦い中がだったせいで
後半は、頭が冷めているから現実が見えているせいです。(笑)



設定?
・・・確か、軍の階級でタトゥーの色分けされてて
レン君とリンちゃんは違う階級で違う部署で
なかなか会えなくて、寂しいリンちゃん?(笑)

ちなみにレン君のタトゥーは黒蝶さんで
一番ランクは高く重い仕事の階級さん
(いつ生きるか死ぬかわかんない感じばっかり。)

リンちゃんのはまだ、楽な階級さんなので
レン君が怪我をして帰ってくる度に
リンちゃんは自分でピアスを開けるのです
(・・・恐くてフルフルしてるとイイ。)

あとは、みんなうやむやにするつもりですが。。。なにか?
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