レンリン以外は生きる気力です!! 現在進行形でからくり卍ばーすと中心に 頭の中が溶けていますので ご利用にはご注意くださいwww
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物語のような幸せに
あこがれるほど
子供のような、
【シンデレラになりたかったジュリエット】
休日の休み。
溜まった洗濯物を片付けようと
階段を上ってゆく
「憐~入るよ」
部屋の住人の返事を聞く前に部屋のドアを開けてしまう。
窓にはカーテンがかかり外の明かりを遮断しているが・・・
すでに時計の針は12時近くを指している
なのに、ココの住人はまだベットの中。。。
「ちょっと、憐!!」
大きな声でその名前を呼べば
もぞっと布団が動き顔を覗かせる
未だ眠そうな目で人の顔を見ると「何?」とでも言いたげで
余計に私が呆れる。。。
「ちょっと、洗濯物したいから
早く制服出してよ!!」
私に言われた言葉をゆっくりと理解しようと
数回瞬きをしてからベットからゆるりと腕が出て
ベットの下を指差す。。。
徐に目を向けると・・・
そこには脱ぎ散らかしたのであろうな制服が上下散乱していた。。。
二度目のため息をつき
私は黙ってその制服を拾い上げた
「憐、ご飯は?」
「・・・・あとで。」
朝なのか?昼なのか?は聞かなかったが
ベットから出ていた腕が引っ込み
ごろんと寝返り、こちらに背を向けたんだと思う。。。
3度目のため息を吐き、私は部屋を後に出てゆく
すぐに憐の制服を洗濯機に叩き込んで洗濯を始める
水の中でグルグルともみくちゃになる
私の制服、憐の制服
その他の衣類の中で
あの、水の中で
私は、それから4度目のため息を吐いてその場を後にした。
時計に目を向ければ。。。
もう、昼ごはんの時間だ。。。何か作ろう。
憐が食べるか解からないけど
何か作らなきゃと台所へと向かす。
同じ年で同じ誕生日だけど
私と憐には血のつながりは無い。
お母さんの再婚相手の連れ子が・・・憐だった。
義理の父親は、優しそうな人だった
とてもとてもドコにでも居るような普通の人で
私にも当たりさわりも無く
本当の娘のように優しく大事にしてくれた。。。
でも、憐には違った。
自分の本当の子供なのにも関わらず
母の目の無いところで・・・私は見てしまった。
あれが始まったのは
・・・本当に、子供のときで。。。
最初は、いつも怒鳴り声から始まる。
何を言っているのか解からない声で罵り
殴りつけ、何が気に入らないのか蹴りつける。
憐は、なにも言わず
なんの抵抗も見せず
ただ黙って、哀れそうにみていた。
何度も何度も繰り返しては
・・・憐が動かなくなるまでソレは続く。。。
義理の父が外へ出てゆくの音で
いつも我に返っていた・・・
薬箱は私の背では届かなくて
濡らしたタオルを持って憐の所へ駆け寄った
「・・・れん?」
おそるおそる呼びかけると
虚ろに目だけが動くが何も言ってはくれない。
だから・・・
ドコが痛いのか?
ドコが苦しいのか?
私には何一つ解からなくて
知らずに涙をこぼしていた。。。
それは・・・か細い頃の記憶。
ギシッと撓る音が聞こえ重たい瞼を開ける
・・・あぁ、いつの間にソファーで転寝なんかしていたんだろう?
と目を開けると・・・目の前には同じような顔がある。。。
その同じ顔の目の下と口元には赤黒い痣がある。
昔は、顔殴らなかったのにね?
「・・・また、殴られたの?」
「いつものことだろう?
・・・もう、痛くない。」
「ほら、冷やさないと。。。」
同じ顔の肩を押すけれど・・・びくともしない。
私の力じゃ勝てないのは解かっていたが
何故、退いてくれないのか解からずその顔を見る。
「・・・れん?」
名前を呼ぶとただ悲しそうに目を伏せる。
だから、押しのくことはやめて逆に
抱きしめるようにその背に手を回す。
レンが、力が抜けてじわりと重みが圧し掛かる
ゆっくりと息を吐く音
服越しに伝わる心臓の音
お母さんのよく作ってくれる
甘ぬるいお菓子のようなひと時の時間。
子供をあやす様に髪を撫でる、と
ゆるりと体を起こして・・・
「・・・・・」
「え?」
何かを呟くように、レンの唇が動くけど・・・よく解からない。
理解をする前に憐は私の顔を近づけて、唇が触れる。
・・・いや、噛み付かれたんだ。
呼吸が出来ないほどに・・・
いや、むしろさせる気は無いのかも知れない
まるで別の生き物のように口の中を這いまわる舌の動きや
当たり前のように、圧し掛かってくる重みに
ロミオは王子様だったかしら?とまったく別なことを考えていた。
きっと、本当は・・・狼なんだ。
そうでしょ?お腹を空かせた憐れな狼さん。
【end】
思いのほか違う話になってしまった気がする?
説明はちゃんと後で書いときます。
物語のような幸せに
あこがれるほど
子供のような、
【シンデレラになりたかったジュリエット】
休日の休み。
溜まった洗濯物を片付けようと
階段を上ってゆく
「憐~入るよ」
部屋の住人の返事を聞く前に部屋のドアを開けてしまう。
窓にはカーテンがかかり外の明かりを遮断しているが・・・
すでに時計の針は12時近くを指している
なのに、ココの住人はまだベットの中。。。
「ちょっと、憐!!」
大きな声でその名前を呼べば
もぞっと布団が動き顔を覗かせる
未だ眠そうな目で人の顔を見ると「何?」とでも言いたげで
余計に私が呆れる。。。
「ちょっと、洗濯物したいから
早く制服出してよ!!」
私に言われた言葉をゆっくりと理解しようと
数回瞬きをしてからベットからゆるりと腕が出て
ベットの下を指差す。。。
徐に目を向けると・・・
そこには脱ぎ散らかしたのであろうな制服が上下散乱していた。。。
二度目のため息をつき
私は黙ってその制服を拾い上げた
「憐、ご飯は?」
「・・・・あとで。」
朝なのか?昼なのか?は聞かなかったが
ベットから出ていた腕が引っ込み
ごろんと寝返り、こちらに背を向けたんだと思う。。。
3度目のため息を吐き、私は部屋を後に出てゆく
すぐに憐の制服を洗濯機に叩き込んで洗濯を始める
水の中でグルグルともみくちゃになる
私の制服、憐の制服
その他の衣類の中で
あの、水の中で
私は、それから4度目のため息を吐いてその場を後にした。
時計に目を向ければ。。。
もう、昼ごはんの時間だ。。。何か作ろう。
憐が食べるか解からないけど
何か作らなきゃと台所へと向かす。
同じ年で同じ誕生日だけど
私と憐には血のつながりは無い。
お母さんの再婚相手の連れ子が・・・憐だった。
義理の父親は、優しそうな人だった
とてもとてもドコにでも居るような普通の人で
私にも当たりさわりも無く
本当の娘のように優しく大事にしてくれた。。。
でも、憐には違った。
自分の本当の子供なのにも関わらず
母の目の無いところで・・・私は見てしまった。
あれが始まったのは
・・・本当に、子供のときで。。。
最初は、いつも怒鳴り声から始まる。
何を言っているのか解からない声で罵り
殴りつけ、何が気に入らないのか蹴りつける。
憐は、なにも言わず
なんの抵抗も見せず
ただ黙って、哀れそうにみていた。
何度も何度も繰り返しては
・・・憐が動かなくなるまでソレは続く。。。
義理の父が外へ出てゆくの音で
いつも我に返っていた・・・
薬箱は私の背では届かなくて
濡らしたタオルを持って憐の所へ駆け寄った
「・・・れん?」
おそるおそる呼びかけると
虚ろに目だけが動くが何も言ってはくれない。
だから・・・
ドコが痛いのか?
ドコが苦しいのか?
私には何一つ解からなくて
知らずに涙をこぼしていた。。。
それは・・・か細い頃の記憶。
ギシッと撓る音が聞こえ重たい瞼を開ける
・・・あぁ、いつの間にソファーで転寝なんかしていたんだろう?
と目を開けると・・・目の前には同じような顔がある。。。
その同じ顔の目の下と口元には赤黒い痣がある。
昔は、顔殴らなかったのにね?
「・・・また、殴られたの?」
「いつものことだろう?
・・・もう、痛くない。」
「ほら、冷やさないと。。。」
同じ顔の肩を押すけれど・・・びくともしない。
私の力じゃ勝てないのは解かっていたが
何故、退いてくれないのか解からずその顔を見る。
「・・・れん?」
名前を呼ぶとただ悲しそうに目を伏せる。
だから、押しのくことはやめて逆に
抱きしめるようにその背に手を回す。
レンが、力が抜けてじわりと重みが圧し掛かる
ゆっくりと息を吐く音
服越しに伝わる心臓の音
お母さんのよく作ってくれる
甘ぬるいお菓子のようなひと時の時間。
子供をあやす様に髪を撫でる、と
ゆるりと体を起こして・・・
「・・・・・」
「え?」
何かを呟くように、レンの唇が動くけど・・・よく解からない。
理解をする前に憐は私の顔を近づけて、唇が触れる。
・・・いや、噛み付かれたんだ。
呼吸が出来ないほどに・・・
いや、むしろさせる気は無いのかも知れない
まるで別の生き物のように口の中を這いまわる舌の動きや
当たり前のように、圧し掛かってくる重みに
ロミオは王子様だったかしら?とまったく別なことを考えていた。
きっと、本当は・・・狼なんだ。
そうでしょ?お腹を空かせた憐れな狼さん。
【end】
思いのほか違う話になってしまった気がする?
説明はちゃんと後で書いときます。
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