忍者ブログ
レンリン以外は生きる気力です!!     現在進行形でからくり卍ばーすと中心に       頭の中が溶けていますので        ご利用にはご注意くださいwww
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ミクオ登場編その2。

しんりょの頭は空中散歩中で戻ってきたことはないそうです。
(某方からの紹介)


編集終了www

拍手


***


昨日感じた疑問が頭を回る
考えれば考えた分…
それはまるで理解できない答えに導かれる。



どうしてだ?
なぜだ?

あぁ…解らない。



ずっと頭を抱えて午前が終わる。

これではらちが明かない…
昼を取ってから問いただそう。

そう決め席を立つと


「…ミクオ。」


呼ばれた声に顔を向けると
れんが此方に歩み寄ってきた。


「どうした?」
「…これからどこか行くのか?」

「昼食」
「……悪いが、その前に付き合ってくれないか?」


改まっての物言いだな?と不思議に思ったが…


「なんだ?まさか、噂の彼女に会わせてくれるのか?」


軽くからかうつもりで言うと



「その…まさかだ」



疑問が動く。
カタカタ鈍い音を立てて

動き出す…




***



れんに連れてこられたのは誰の気配もない公園だった
辺りを見回しても人影もない。
…どうしたものかと、近くのベンチに座る
後ろにある大木が木陰を作ってくれて穏やかな昼を感じる。
これで満腹なら言うことはなかったのに…


「…で?噂の彼女さんはまだ来てないわけか?」


隣で何故か座らず立ったままのれんに話しかける。
すると…


「いや、もう来てる。」


慌ててベンチから立ち上がり服を正す
親族ではないのだから正す必要はないのだが…
れんの将来の相手かもしれない人を
紹介されるのだから、やはりきちんとしておきたかった。



「りん、出てきてくれ」



れんがベンチの後ろにある大木にやんわりと声をかける
こいつのこんな声を聞いたのは始めてた。
本気で惚れてるんだと…
なんだかひどく安心した。

おずおずと木の影から顔を出したのを見るまでは…






咄嗟に刀を掴み、相手に向けていた。
それはその筈だ

この女は昨日のあの女だったからだ。



何で、この女がここにいる?



意味が解らない。
俺はれんに呼ばれてここに来たんじゃないか!!
なのに、どうしてこの女がここにいる。




どうして!




頭がパニックになりかけて情報が追いつかない。
起きているこの状況が理解しがたい
しかし、刀を抜いても女はなんもしてこない…
木の影からこちらを睨むが…なにしてくる気配はない
それどころか、昨日の様な狂った気配はない

まるで、別人のような…?

「刀を向けないでくれないか?」

ほんの数秒間だった。
しかし、自分には異常な神経を使い
その声が聞こえたのは、何分も時間が経ったようにさえ感じた

疑問に割って入ってきたのは、れんの声。
れんは、俺の刀を握り自分の方へ刀先を向ける。


「…どういうことだ?」
「言ったはずだ」


俺もそこから動かさなかった。
いや、動かせなかった。
この刀を無理にでも動かせば、れんは傷を確実負う
それでも、こいつはこの刀を離さないだろう。。。


ならば、俺はその理由を聞かなくてはいけない。


「…何のことだ?」


こんな裏切り行為、聞いた覚えはない。
ぎりっと奥歯を噛み締めてれんを見る

…その言葉を待つために。





「俺の彼女を紹介するって」




張り詰めていた空気を一気に
こいつはぶち壊した。

数分後、たっぷり時間をかけて
俺の口からは盛大な罵倒だけだった。

【next】
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
08 2024/09 10
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
コメント
[04/28 みっしゅ]
[04/26 k]
[01/06 結衣]
[12/14 寝子]
[11/23 ほののん]
プロフィール
HN:
しんりょ
性別:
女性
職業:
夢をみること?
趣味:
萌え?
しんりょの無駄な愛v
カウンター
解析
まい支部さん
忍者ブログ [PR]