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レンリン以外は生きる気力です!!     現在進行形でからくり卍ばーすと中心に       頭の中が溶けていますので        ご利用にはご注意くださいwww
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*学ぱらからくり。

嫌悪感を抱く方はお逃げください。(ぺこ)
前回よりいちゃっぷるww

いっちゃっぷる万歳www

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***

「れんは、本好きだよね…」

その声に顔をあげる。

向かいにはつまらなそうに
こちらを見て机に突っ伏しているりんが見えた。


「……好きだな?…確かに。」
「…あっそー」

「退屈しのぎだが?」
「…わたしは退屈。」


ぷいっと机に突っ伏したまま視線を他所に向けられる。
確かに先程までやっていた課題は終わっていたみたいだ…
それに気づかずに本を読んでいたことが気に入らないらしい…。
やれやれ。と思う反面…嬉しくなる。

さて、何から伝えようか?


「…本は、好きだよ。色んな嫌なこと忘れられるからな…」


そう言うと、少しだけ興味ありげに
りんの視線がこちらに戻ってくる。

「時間は無駄に合ったからな……
 まぁ…最初は、りんが好きそうな物語とか読んでた。」
「…」

「ほら、お姫様系のやつ……
 りんが戻ってきたら教えてやろうと思って…あの頃は大分読んだな。」

周りにいたか同世代の奴等にはギャップが違うと
疎まれたが…ミクオは気にすることもなく居てくれたから考えたこともなかった
が…さすがに違和感だろうな…。

本を読んでいる間は確かに
嫌なことは忘れられた…けど
君のことを忘れたことは一度もなくて…

だから、余計に寂しさを感じたのも覚えている。





「…りん」
「…ぇ?」

ぱたりと本を閉じる。
二人しかいない教室にはその音だけでも響いて聞こえた。

本の表紙に手をのせて、まっすぐに向き合う。


「今は、退屈だから本を読んでいたことが読んでるんじゃないんだ…」


不思議そうに向けられる
あの頃とは違う色の瞳。

その色にまた、奪われてしまうから


ゆっくりと息を吐く

「…」

見つめられると…
どうにも上手く話すこと出来なくなるから。。。
まるで、覚悟を決めるように…吐き出す息に言葉を乗せた。




「照れくさいんだ…」




りんに見つめられると
心臓が、壊れてしまいそうになるから

空っぽの手できょとんと向けられる瞳を隠してしまう…

これ以上は、無理で

「れん…?」

椅子を引く音がやけに遠くに気聞こえた









隠して、居られない…。
あの頃に読んだ物語の結末みたいになるわけないのは解っているけど…

【end】
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