忍者ブログ
レンリン以外は生きる気力です!!     現在進行形でからくり卍ばーすと中心に       頭の中が溶けていますので        ご利用にはご注意くださいwww
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

タイトルがないのは、即興だから!
大丈夫!頭の中では出来上がってるから!!

あるうちに書く!
でも今週beiオンリー
まったく手をつけてません!!!あぁぁっぁあ///

それでも、レンリン書きたい。。。遊びたい!!
本当に休みくれ!!!!頼むから!!!((((( ┰_┰)




元歌。

はぁはぁ///(取り合えず、落ち着け!)

拍手


***



久しぶりに戻ってきた。
懐かしい潮風の匂いに乗って


「おかえり、レン」


あなたはあの頃と変わらずに、笑いかける。




【】




夕飯の食卓を囲みながら
懐かしさをかみ締めて母の味を堪能していると


「まったく、帰ってくるならもっと早くに連絡くれれば良いのに」
「・・・はいはい。」

「なに、そのあしらい方!」
「姉さんの話は半分はあしらってないと
 まったく進まないからね?」


昔から。と付け足せば可愛いその顔が
ぷくっと膨れ上がる。
その顔に思わず笑いたくなる。

「なによ!東京で独りぼっちのレンが寂しいだろから
 賑やかしているだけです!!!」
「お生憎様、俺はイロイロ忙しいんですよ~?」

「あらあら、リン。ついこの間までは
 「レン、いつ帰ってくるの?」
 散々せっついて聞いていたのは誰かしら?」
「あ、お母さん////」
「へ~ぇ。
 なんだ、寂しかったのはお姉さまの方でしたかぁ?」


へぇ。。。っと面白そうに笑って見せると
姉は、はぷぅっとますます頬を膨らませた。
でも、その頬を赤く染まってまるで熟れた林檎のようで
・・・ソレはソレは、美味しそうで。。。


「ほらほら、あなた達
 仲が良いのもソレくらいにして頂戴」
「本当にリンもレンも随分離れているのに
 変わらないなぁ?」


そう言って両親は嬉しそうに笑った。



俺達は思わず顔を見合わせて
ふと、笑い合う。



こんな風に笑いあうのは・・・なんと久しいことだろう?



「でも、レンたら一人で東京に行っちゃうんだもん」

私も一緒に行きたかった。と思い出したかのように、またぐずりだす。
アレだけ話し合って納得したんじゃなかったんだろうか?この人は。。。
姉の鋭いまなざしを受けながら
俺は気づかないフリをして
吸い物をすすって言葉を一緒に飲み込んだ。



「リン、あなたにはこの島ですることがあるでしょう?」
「そうだぞ、伝統を守るのも立派なことなんだからな?」



両親はぐずり姉にまた
“あの時”と同じ言葉を吐いた。

くしゅんと落ち込む姉は、ただ、可愛いと思う。

この小さな島で家は、昔から続く『歌巫女』の家系で
その中でも、もっとも歌の上手いとされている
姉は祭り行司に歌い手として島に語り継がれる歌を歌う。
年寄り達からは『歌女さま』などの呼び名で呼ばれて居るくらいだ

だから、姉がこの島から出たいと願っても
この島の誰もがソレを許さない。


「リン。」
「ん?」


俺の呼びかけに姉は顔を上げる。
少しだけふて腐れ気味な顔


「後で、東京のお土産食べない?」


ソファーに置いてある荷物を指差し
「どうする?」と問いかければ
途端に、姉の目が輝き



「食べる!!!!」



子供のように表情の単純さ。
変わらずに居てくれてありがとう。とさえ思いたくなる
今度は嬉しそうに夕飯を食べる姉を見ながら
両親は苦笑いをして「すまない。」と俺に小さく言った







俺は誰よりも姉の扱い方を知っている。理解している。

他の誰よりも
どんなに離れて居ても



同じであって
同じではない



だって、俺達は双子だから。

【next】
やっちまった!!
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
11 2024/12 01
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
コメント
[04/28 みっしゅ]
[04/26 k]
[01/06 結衣]
[12/14 寝子]
[11/23 ほののん]
プロフィール
HN:
しんりょ
性別:
女性
職業:
夢をみること?
趣味:
萌え?
しんりょの無駄な愛v
カウンター
解析
まい支部さん
忍者ブログ [PR]