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レンリン以外は生きる気力です!!     現在進行形でからくり卍ばーすと中心に       頭の中が溶けていますので        ご利用にはご注意くださいwww
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*恋人設定ではありません。
*兄妹設定ですwwwさーせんwww



*元曲*

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***


私の所属する組織の上官が半分以上殺されたことから、始まる。
犯人はすでに解っていた。
『裏切り者には血縁者の手で納めること』
私に下された初めての“命令”になる。

 


握りしめた銃の重さは
 いつまで経っても、慣れることはなかった。。。

 

【期待などない世界にサヨナラを告げましょう。】

 

兄が組織を裏切って、姿を消してからどれくらい経ったのだろう?
不意に思った。ことだった。
つい最近だった気もする。
何年も昔だった気もする。


見上げた空はここからじゃとても遠く、感じた


兄は私の憧れだった。
親も身よりのない私たちは当たり前のようにその場所に立っていた
気がつけば隣にいた他人は居なくなっている
それを不思議に思う時間も探す余裕もなかった
生きるためには強くならなくてはいけなかった
死にたくないからどうにかしなけれないけなかった
他人になど目を向けることなどしている余裕は私にはなかった。。。

組織の中で兄の存在は誰もが知っていたし、恐怖していた
でも、何もできない私にとって兄の背中が世界のすべてだった
向けられる笑みになんの疑いも疑問も持っていなかった
あの人の心になにが“支配”していたのか・・・
気付く余裕なんて

できそこないの私には、なかった。

 

 

 

全部、過去になった
全部、過ぎ去ってしまった

「人なら死ぬんだぜ」

向けられた銃口の先で
あの人はいつものように笑っていた。
いつものように“寂しそう”に笑っていた

 

 


   登り始めた、螺旋階段。
   鉄の音を立てて

   私は、空を目指した。

 

 

 

それから、私の世界はなにもなくなった。
後は向けられてものすべてを撃ち殺してきた
なにも理解できない私が唯一理解できたのは

 

   兄を殺すまでは、死なない。

 

ただ、それだけだ曇ることはなかった。
その為に全てを殺して、全部を壊してきた
時折心ない誰かが言った

「君等はまだ間にあうよ」

そんなことがあるわけない。
当たり前にあったはずの過去はもう過ぎ去ってしまった。
戻りたいと願っても・・・もう2度と叶うないことを
私自身が一番理解している
・・・なのに、どうして思ってしまうんだろう?

 


「戻れるなら戻りたいなんて・・・思ってしまうんだろう?」

 


空の高さはいつまで経っても変わらないのに。。。

私の手には余るこの銃は
昔の持ち主に銃口を向ける私を許してくれるだろうか?

 

 


螺旋階段の終わりは小さな屋上だった。
そしてそこには、小さな世界があった。。。

待っていた背中に何一つ告げる言葉など出てこなかった
待ちわびた時間。

やっと終わる
全部終わる

この銃を手にしたその時から
私にはこの銃の重さには耐えられなかった
兄に置き去りにされた寂しさと絶望で
この銃を手にとってがむしゃらにその背中を追い続けたけど・・・
ずっと考えていた。

なにもわからない
なにもりかいできない


私が一生懸命考えた。。。


お兄ちゃんはずっと変わってはいなかった。

『世界を変えるためには、誰かが引き金を引かないといけない』

何一つ変わっていなかった。

私が向けた銃口の先で
あなたはいつものように笑っていた
けれどそれはいつもと違って

どこか、心地よさそうに
どこか、愛おしそうに

 

   ・・・・最後まで、私のために笑うんですか??

 

「ここまでありがとう」

震えるて重心がずれそうになる腕を抑え
私は引き金に指をおいた。


「これからもずっとごめんなさい」


向けていた銃口を自分のこめかみに持ってゆく
もっと早くこうして入れなよかったんだ

 

 

 

 

初めから、私がいなければ
あなたはもっと自由に生きてこれたんだ。

君は、悪くない。
悪いのは私の方だから。。。


これで、


「おいしまいだ」


私を呼ぶお兄ちゃんの声
久しぶりに聞いたなぁ。。。

 

 

響いた銃声の中で懐かしいあの日々を思い出していた。。。
あぁ、帰れるなら戻りたかったなぁ。。。
もう一度

あの頃のように

笑って
あなたに

抱きしめられたかった。。。


【end】
妹のWMに入ってた記念www(どんな??)
・・・もともと曲がうpされて時に「兄と妹で書きたいなあ」ってことは
とある某方に話していたんですがwww
こんなになったwww

恋人じゃなくてすみません!!!
兄と妹が好きすぎてすみません!!!!

・・・だって、しゅきなんだも。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


暖かい鼓動の中にいた。

頭が鈍い痛みを告げているけど・・・・
うつらう意識の中で瞼をあけると、目に前にお兄ちゃんがいる。
はっきりしない気で考えてもよく解らないけど・・・
耳元に聞こえる暖かい鼓動がお兄ちゃんのモノだということだけは
なんとなくだが理解できた。
ホッとしてなんとなく笑った。

「ほんと・・・何考えてるんだ、ばか」

ゆっくりと頬を撫でられる感覚に
今、生きているんだろうなぁ・・・と実感していた

懐かしくて
むずがゆくて
でも、居心地がよくて

やっぱり嬉しかった


泣きそうなお兄ちゃんの声を聞きながら
視線を下に向けると
私が持っていた銃の銃砲がいびつな形をして転がっていた
あの瞬間に的確に銃砲を狙って打ったんだろう
・・・やはり、恐ろしい人だ。
私だったら狼狽するだろうだけなのに。。。

そう思っていたら
不意にお兄ちゃんの腕の力が込められた
呼びかけようと顔をあげた瞬間

頬にしずくが伝う
暖かいしずくの先に
思わず悲しくなった。。。

ゆっくりと手を伸ばして縋るように抱きしめた
できる限り力いっぱい
離れないように


この人が泣いているのは初めだから

 


『 サヨナラいままでの、ぼく 』

 

 

今日からこ人と生きてゆくよ

最後の日まで
最後の時まで

その一瞬まで

この人と
生きていたいんだ。

【NEXTend】
りんたんが死んじゃうのはいやなんだぁ~♪
レン君は全然平気なんだけどね??

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