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レンリン以外は生きる気力です!!     現在進行形でからくり卍ばーすと中心に       頭の中が溶けていますので        ご利用にはご注意くださいwww
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絵がかけません。

「先生、お絵かきがしたいです!!」
「話でも書いてやがれ!」

「・・・ですよねぇ?」





そんな感じで・・・

*先生×生徒
少し前の話2

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***


約束と言うよりも、契約に近い
契約と言うよりも、束縛に等しい




【放課後課題授業。3】




まだ開店前の店内には華やかさも煌びやかさもない。
それでも、夜にもなればまるで違う舞台会場のように場面は変わる


「おや、坊ちゃん」


店に入るとその嫌な呼び方で呼ばれその方を向くと

「坊ちゃん。はやめろ」

気持ち悪い。そう言ってあしらうが…
しかし、奴はカラカラ笑うように


「でも、坊ちゃんは坊ちゃんですから」


そう薄く笑った。
ッチ。軽く舌打ちををして店内の様子を伺いながら


「で、…何か変わったことは?」


すると、奴は暫く考えてから
新人が新しく入る位ッスかね?

「新人?…誰の口添え?」
「や、自分からッスよ?」

自分からね…どうせ、金目当てか。。。目先の豪華さか?
ここはそんなに楽な仕事じゃねぇんだぞ
そんな奴はサッサと痛い目に会えばいい。

「もう来てる筈ですから…観ていきますか?」
「は?もう?」




今何時だと思ってんだ
まだ店開かねえぞ




「なんか、物いりらしくて…
 この時間からでも雑用させてくれって」
「…あっそ」





物いりね…大方、親の借金か?
まぁ、すぐに辞めるような奴らとは違うのには感心する
すると、奴はひっそり耳打ちにするように



「これが稀に見る上玉すよ」
「……ソレか」

「坊ちゃんだって絶対気に入りますよ」
「だから、坊ちゃんはヤメロ」



イラッとしながら答えると店の中に



「店長。向こうの掃除終わりました」
「はいよ。あ、悪いけどこっち来てくれる」










それは、聞き慣れた声












聞き間違えだかと思わず振り返ると
パタパタと走ってくるのはそれは間違えようのない。。。
そう、彼女は・・・






「かがみ、ね?」
「っ……先生!!」







やはり、本人だ。
相当驚いたのか持っていた掃除用具を落とした
彼女を思わず上から下へと流れるように確認してしまう
開店時間前で化粧はしていないものの
いつもより髪を高くゆい胸元と背中の開いた服
いつもの制服の時な清潔感はない
けれど、そこまで着飾れば・・・
案外簡単に年をごまかすことが出来るのか?
この年頃の子は?・・・と、冷静に頭は状況を確認していた。


「…え?先生!?」


奴の慌てた声に思わず呆れてため息を吐いた。
睨むようにその顔を見れば大よそのことは理解できたのだろう
・・・あっちゃぁ。。っと声をあげて遠くを見ている。

「……お前こいつの身分を確認したか?」
「いや……ちゃんと、履歴書には」

俺と鏡音の顔を交互にみてはただただ途方にくれている
確かに、いつもの制服姿を知らなければ
今のまるで違う雰囲気では間違っても仕方ないが・・・
面接に来た時は普通に私服だったろう?ソレで間違えるワケがない

そう、この男が間違えるがない。。。

だから、コレは・・・
最初からそのつもりで採用したんだ。
高校生を働かせるなんて犯罪行為。それてはこっちが困る。
店がつぶれようとそんなことはどうでもいいことだが・・・
はっきり言って面倒はごめんだ。



鏡音も顔が真っ青になって下を見ている
その肩はカタカタと震えた
それはそうだろう。
まさか、こんなところで働こうとしている時に
自分の学校の先生がいきなり現れれば
誰だって驚くだろうし・・・ソレが身近な相手なら尚更だ。

怯えたように小さくなるそんな鏡音を
見ていても自分の怒りが収まらない。




「こいつはうちの生徒で、まだ未成年
 まったく、なんてコトしてくれてるんだ……鏡音!」
「…っ、はい!!」




大きく返事をしているが
その顔には不安でいっぱいだった
ソレがまた、苛立ちを加速させて・・・



「サッサと着替えてこい」



それが声にもかかり怒鳴るように声を上げた
鏡音はためたいはしたものの
すぐに更衣室へと向かった。






・・・イロイロ裏切られた気がして無性に腹が立つ。
このイライラを吐き出し切れず、頭を掻き毟りながら
上着のポケットからタバコを取り出し口に銜えると
ライターを取り出すより早く、アイツはすでに点火済の
ジッポを俺の前へと差し出した・・・イラッlと睨むが
相変わらずの店長気取りの笑みでそれに答えた。。。




「いいか?アイツの登録は抹消しとけ
 保護者会とかで面倒なことになる前に」

はぁぁぁ。。。っとタバコの煙を吐き出しながら
いいな!と深く釘を刺すのだが・・・

「・・・え~だめですか?」
「あほか?お前はいいかもも知れないけど
 ・・・はっきり言って面倒なんだよ、こんなことは」

はぁ。っと呆れたようにため息を吐きながら頭を抱えた。
ソレなのに、どこか安息も憶えている。。。


「お、終わりました!!!」


そう言って更衣室から出てきたの鏡音は
学校で見ているのはまた違う雰囲気だが…
最近では、もの珍しい清純な高校生に姿だった。


「・・・せ、先生?」
「っ!・・・さっさと裏口からでる!」


その背を押しながら裏口へとさっさと向かった
兎に角、今はここから一刻も早く鏡音を連れ出さなくては。。。

「坊ちゃん。またのお越しを~♪」

背中越しにあの野郎の声トーンの高い声が
カチンと来たが・・・もう突っ込みを入れるのも面倒だ。
だから、ドアを閉め際に

「・・・暫くこねーよ。」

そう言葉と煙を残した。
ソレは暫く『お前の天下だ』と言う意味。で
深く理解しているのだろう・・・
にたりと気持ち悪い笑みを見せた。

あぁ、好きにすればいい。。。
もう・・・どうにでもなればいい。





   ・・・そう言えば、この車で女の乗せたのは初めてだっけ?





そんなことを考えて裏口に止めてあった
車の助手席に、鏡音を押し込んだ

【next】
店長は鏡音先生を早く追い出したくて「坊ちゃん」連呼!
さーぁ!鏡音先生の坊ちゃんの理由は?・・・坊ちゃんだからさ!(笑)
ちなみにこのお話は学校編が1部になり
・・・家族編が2部になるので。。。絶対しんりょが先に諦めるパターンです!

だって、まだ始まりのはじまりですし・・・
ミクたん出てきてないなぁ・・・
ちょっと軽くバトルがね!!バチバチ☆
コレは、短編できないねぇ。。。
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