レンリン以外は生きる気力です!! 現在進行形でからくり卍ばーすと中心に 頭の中が溶けていますので ご利用にはご注意くださいwww
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ソレは、小さく
合図をとるように。。。
【はつこいびと。3】
授業終了のチャイムを聞き、私をカバンを持って席を立つ
ふらふら人の間をすり抜けて購買とは逆方向へといく
長く続く旧校舎の階段をひたすら上り
屋上のドアに手をかける
旧校舎から増築してある新校舎が現在の学び舎
でも、資料室の役目をになう旧校舎へとくる人は早々居ないため
(私も夜には絶対きたくない。)
・・・ここは絶好の、隠れ家的な場所。
屋上の開放的な空間で思いっきり息を吸い込み
お弁当を頬張るのが好き。
誰にも気兼ねをしなくていい。
顔色を窺うことも
話題を無理やり合わせることも
・・・しなくていい。
「ふへ~ぇ。旧校舎鍵壊れてんだ」
「!!!!」
いきなり背後からした気に慌てて振り返る。
すると、彼がにこやかに笑って立っていた。。。
「へぇ、鏡音さん昼居ないと思ったら
ココに居たんだ」
「・・・っ、な、何で!!!」
「ん?着けて来た」
「なんで!!」
ココは私の秘密基地なのに。
誰にも邪魔されない場所なのに。
「・・・なんでって、鏡音さんと一緒に居たいから」
へらっと気の抜ける笑みを見せるから
・・・怒って追い出そうとする気にもなれなくなった
「・・・もういい。」
「あ、そう?」
よかった~ぁ。と言って彼は距離を詰めて来る
彼は・・・どうしてココまで私に関わるんだろう?
・・・いまいちよく解らない。
「あのぉ・・・」
「ん?」
私はお弁当
彼はコンビニの菓子パン
2人で肩を並べて食べ始めて
・・・私が問いかける。
「聞いていい?」
「どーぞ」
「どうして関わるの?」
「ん~彼女が欲しいから?」
「かのじょ?鏡音君ならすぐに出来るよ」
こんな回りくどいことしなくていいじゃん。
彼が「好き」なんて一言言えば
それだけで女の子はきっと簡単に落ちるだろうし
「何人かとは付き合ってみたよ?
・・・でも、なんか違うから」
「違う?」
何が?と聞こうとすると・・・
徐に、視線を向けられて間近で目があう。
同じ色かと思っていた瞳は彼のほうが若干緑が深くて
何故か視線が逸らせない。
「よく、解んないけどね?」
「・・・そっか。」
いつもと同じ顔で笑われて
漸く息が出来たみたいに視線が反らせた
なんだか、落ち着いてご飯が食べられない。。。
私一人が勝手にイロイロ考え込んでるからだと思うけど
・・・それにしてもは、それにしてもだ。
どうにか彼の存在を気にしないようにしつつ
お弁当に箸をつける。
暫く、沈黙の間が続き…
くしゃくしゃとビニールを丸める音がして
隣で、大きなあくびをされ・・・暫くの沈黙後、肩に重みが加わった。
隣に思わず目を向けるとそこは一面の金色世界で・・・
そんなこと、見ない・知らないフリをすることにした。
良くある電車の中でお隣さんが
倒れてくるのと通りは一緒だ。そう、一緒。
だから・・・気にしない。
気にしない。と思いながらも、箸の手を止めて
コソッと彼の、顔を覗き込んでみる。
相変わらす整った顔立ちには腹ただしさを覚えるが
むにゃり。となんとも無防備な顔で悠々と寝ていらっしゃる彼を
何も言わずに許そうとしている自分は・・・少し可笑しいのかもしれない。
誰かが自分のエリアに侵入してくるのは好きじゃない。
好きじゃないけど・・・誰かと関わるが嫌いなわけでもない。
ゆっくりとでいい。
歩調を合わせて欲しい。だけで
どこか穏やかに感じる空気の中で
預けられた頭に自分のも乗せた
思っていたより質の硬い髪は頬をくすぐる。
独りぼっちは、慣れっこだったのに。。。
【next】
次回から少し展開が・・・あるといいほうです!
また要らん話を入れなければ。。。ね?
ソレは、小さく
合図をとるように。。。
【はつこいびと。3】
授業終了のチャイムを聞き、私をカバンを持って席を立つ
ふらふら人の間をすり抜けて購買とは逆方向へといく
長く続く旧校舎の階段をひたすら上り
屋上のドアに手をかける
旧校舎から増築してある新校舎が現在の学び舎
でも、資料室の役目をになう旧校舎へとくる人は早々居ないため
(私も夜には絶対きたくない。)
・・・ここは絶好の、隠れ家的な場所。
屋上の開放的な空間で思いっきり息を吸い込み
お弁当を頬張るのが好き。
誰にも気兼ねをしなくていい。
顔色を窺うことも
話題を無理やり合わせることも
・・・しなくていい。
「ふへ~ぇ。旧校舎鍵壊れてんだ」
「!!!!」
いきなり背後からした気に慌てて振り返る。
すると、彼がにこやかに笑って立っていた。。。
「へぇ、鏡音さん昼居ないと思ったら
ココに居たんだ」
「・・・っ、な、何で!!!」
「ん?着けて来た」
「なんで!!」
ココは私の秘密基地なのに。
誰にも邪魔されない場所なのに。
「・・・なんでって、鏡音さんと一緒に居たいから」
へらっと気の抜ける笑みを見せるから
・・・怒って追い出そうとする気にもなれなくなった
「・・・もういい。」
「あ、そう?」
よかった~ぁ。と言って彼は距離を詰めて来る
彼は・・・どうしてココまで私に関わるんだろう?
・・・いまいちよく解らない。
「あのぉ・・・」
「ん?」
私はお弁当
彼はコンビニの菓子パン
2人で肩を並べて食べ始めて
・・・私が問いかける。
「聞いていい?」
「どーぞ」
「どうして関わるの?」
「ん~彼女が欲しいから?」
「かのじょ?鏡音君ならすぐに出来るよ」
こんな回りくどいことしなくていいじゃん。
彼が「好き」なんて一言言えば
それだけで女の子はきっと簡単に落ちるだろうし
「何人かとは付き合ってみたよ?
・・・でも、なんか違うから」
「違う?」
何が?と聞こうとすると・・・
徐に、視線を向けられて間近で目があう。
同じ色かと思っていた瞳は彼のほうが若干緑が深くて
何故か視線が逸らせない。
「よく、解んないけどね?」
「・・・そっか。」
いつもと同じ顔で笑われて
漸く息が出来たみたいに視線が反らせた
なんだか、落ち着いてご飯が食べられない。。。
私一人が勝手にイロイロ考え込んでるからだと思うけど
・・・それにしてもは、それにしてもだ。
どうにか彼の存在を気にしないようにしつつ
お弁当に箸をつける。
暫く、沈黙の間が続き…
くしゃくしゃとビニールを丸める音がして
隣で、大きなあくびをされ・・・暫くの沈黙後、肩に重みが加わった。
隣に思わず目を向けるとそこは一面の金色世界で・・・
そんなこと、見ない・知らないフリをすることにした。
良くある電車の中でお隣さんが
倒れてくるのと通りは一緒だ。そう、一緒。
だから・・・気にしない。
気にしない。と思いながらも、箸の手を止めて
コソッと彼の、顔を覗き込んでみる。
相変わらす整った顔立ちには腹ただしさを覚えるが
むにゃり。となんとも無防備な顔で悠々と寝ていらっしゃる彼を
何も言わずに許そうとしている自分は・・・少し可笑しいのかもしれない。
誰かが自分のエリアに侵入してくるのは好きじゃない。
好きじゃないけど・・・誰かと関わるが嫌いなわけでもない。
ゆっくりとでいい。
歩調を合わせて欲しい。だけで
どこか穏やかに感じる空気の中で
預けられた頭に自分のも乗せた
思っていたより質の硬い髪は頬をくすぐる。
独りぼっちは、慣れっこだったのに。。。
【next】
次回から少し展開が・・・あるといいほうです!
また要らん話を入れなければ。。。ね?
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