レンリン以外は生きる気力です!! 現在進行形でからくり卍ばーすと中心に 頭の中が溶けていますので ご利用にはご注意くださいwww
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***
可燃物のゴミ袋に何もかも放り込む。
なにもかも
思い出も
記憶も
そう、何もかも。。。
【れくいえむ。】
朝から取り掛かっていた大掃除は
もうすぐ3時の瀬戸際で終わりが見え
流石に空腹を知らせる胃袋に
何か入れようか?とゴミ袋を閉めた
小さめなキッチンに立ち
小さめなお鍋にお湯を沸かす。
一人暮らしのおかげで大分得意料理のレパートリーは増えたが
・・・やはり、ココは早くお腹に納めたくて
簡単なものにしようとパスタを手に取った。
ん~何にしよう?
ミートソースの残りもあったけど
・・・ここは、あっさり系がいいかな?
あ。和風なんかが最近ブームなんですよね。。。そうそう。
そうしましょうv
そんな気分で野菜室から使えそうなものを
取り出して、下処理をしている時だった。。。
不意に、部屋のインターホンが連続3回鳴り。。。
私は、相手を確認しないでドアの方へと向かってしまった。
「はい?」
がちゃり。とドアを開けると
・・・そこには自分とよく似た青年が
頭に包帯を巻いたまま
こちらを不思議そうに見下ろしていて・・・
私は、とっさにドアを勢いよく引いた。
しかし。。。
ソレよりも早くヤツの靴がドアと玄関の間に
入り込み勢いを遮断しやがった
私は無言のまま玄関を締めることに
必死になるが・・・なればなるほど
何故か向こうの必死になって抵抗してきた。
「あ~やっぱり、ココに居たの!レン君!!」
聞きなれた声に思わず私の手が緩んだ。
その一瞬で、ヤツはいきなり扉をこじ開け
どこか勝ち誇ったように人をまた見下ろしてきた・・・。
「もうだめでしょ!!勝手に抜け出したら!!」
そう言って長いあわ緑色の髪を揺らしながら小走りで
ヤツに話しかけてくるのは・・・
私の先輩でもあり友人のミクちゃん。
そんな彼女に視線を向けながら・・・
「・・・不意に、帰りたくなった。」
「ココはあなたのうちじゃありません!」
私のうちです。っと間髪入れずに私が言いながら
ドアを閉めようとするが・・・未だにヤツの足が邪魔で
締めることはできず、やつは再びこっちに目を向け首をかしげた。。。
「可笑しいな。。。
体は覚えてたのはこのルートなんだけど・・・」
だから、てっきり・・・。そう言って考え込むと
ヤツは不意に何かを呟くと急に頭を抑えて蹲る
「だ、大丈夫?」
「・・・なんか、変な気分。きもち、わるい。。。」
みるみる顔色の悪くなり、脂汗をかきながら
カタカタと震えるそんな姿を見ていた
思わず私とミクちゃんは顔を見合わせる。
一刻も早く私はコイツから居なくなって欲しかった
「・・・ごめんね、リンちゃん
イヤかも知れないけど・・・少し休ませてもらえないかな?」
「え?」
はっきり言って答えはNOだった。
けれど・・・確かにきた時より顔の青いコイツを見て
仕方なく、私は2人を部屋へと招き入れた。。。
***
なにもなけれな、よかったのに。
***
2人を招き入れると・・・
ヤツはトイレへと駆け込んだ。
ミクちゃんもそれに続くから・・・
私はキッチンへと一人戻ってきた。
すでに何分も放置されたパスタは茹で上がっていて
急いで水切すると・・・水の流れる音が聞こえた
思わず振り返ると・・・
ヤツとミクちゃんが2人で並んでたっていた。
すると、出すものを出してすっきりしたらしく・・・
「あれ・・・引越し?」
「りんちゃん?」
2人の不思議そうな視線は私に向けられる。
「・・・っあ。それ・・・ごみ。
今度のときに捨てようと思ってて」
やっと片付いたんだ。と私が言うと
ミクちゃんは酷く申し訳なさそうな顔をして
私から視線を逸らすが・・・
ヤツはいきなりこちらへとつかつかよってきて
「れ、レン君!!!」
ミクちゃんの声を無視して私の目の前に立った。
息がかかりそうなほど近くに居て
身動きなんて取れずただ、固まっていると・・・
不意にヤツは手を伸ばし、私の上にある収容棚をあけた。
思わず、ホッと息をついた。
「あれ?」
「・・・なによ?」
人の話に答えるわけもなく軽く「ん~」っと唸ってから
あたりを見回して・・・不意にゴム袋へ目を向けた。
何事か解らない私とミクちゃんはひたすらヤツの
その動きを見守ることしか出来ず・・・ほけーっとしていると。。。
すると、今度はゴミ袋のほうへと歩み寄り
いきなり・・・ソレを漁り出した。
ただただ何がしたいのか解らないで
見守っている私達を他所にヤツは声をあげた
「あった。あった。パスタ用の皿。」
丁寧に新聞紙に包んで
「・・・なん、で?」
捨てようと思っていた、モノで
「え?だって・・・
パスタ、“2人分”あるよ?」
そう言ってその皿を私に差し出す。
悪びれた風もなく・・・ただ、当たり前のように
それを差し出すから
私は、その手を払いのけた。
自分の蟠りがそうさせたんだと思う
がしゃん。っと割れる皿の音を聞きながら
私は・・・何を叫んだんだろう?
よくは憶えていないけど
・・・きっと、酷いことだ。
目の前のあいつの顔は
とても悲しそうに歪んでいたから。。。
【next】
・・・話が見えなさそうで見える話を書いてみよ!
そんな冒険心!(ゴミ箱に捨てて来い。)
可燃物のゴミ袋に何もかも放り込む。
なにもかも
思い出も
記憶も
そう、何もかも。。。
【れくいえむ。】
朝から取り掛かっていた大掃除は
もうすぐ3時の瀬戸際で終わりが見え
流石に空腹を知らせる胃袋に
何か入れようか?とゴミ袋を閉めた
小さめなキッチンに立ち
小さめなお鍋にお湯を沸かす。
一人暮らしのおかげで大分得意料理のレパートリーは増えたが
・・・やはり、ココは早くお腹に納めたくて
簡単なものにしようとパスタを手に取った。
ん~何にしよう?
ミートソースの残りもあったけど
・・・ここは、あっさり系がいいかな?
あ。和風なんかが最近ブームなんですよね。。。そうそう。
そうしましょうv
そんな気分で野菜室から使えそうなものを
取り出して、下処理をしている時だった。。。
不意に、部屋のインターホンが連続3回鳴り。。。
私は、相手を確認しないでドアの方へと向かってしまった。
「はい?」
がちゃり。とドアを開けると
・・・そこには自分とよく似た青年が
頭に包帯を巻いたまま
こちらを不思議そうに見下ろしていて・・・
私は、とっさにドアを勢いよく引いた。
しかし。。。
ソレよりも早くヤツの靴がドアと玄関の間に
入り込み勢いを遮断しやがった
私は無言のまま玄関を締めることに
必死になるが・・・なればなるほど
何故か向こうの必死になって抵抗してきた。
「あ~やっぱり、ココに居たの!レン君!!」
聞きなれた声に思わず私の手が緩んだ。
その一瞬で、ヤツはいきなり扉をこじ開け
どこか勝ち誇ったように人をまた見下ろしてきた・・・。
「もうだめでしょ!!勝手に抜け出したら!!」
そう言って長いあわ緑色の髪を揺らしながら小走りで
ヤツに話しかけてくるのは・・・
私の先輩でもあり友人のミクちゃん。
そんな彼女に視線を向けながら・・・
「・・・不意に、帰りたくなった。」
「ココはあなたのうちじゃありません!」
私のうちです。っと間髪入れずに私が言いながら
ドアを閉めようとするが・・・未だにヤツの足が邪魔で
締めることはできず、やつは再びこっちに目を向け首をかしげた。。。
「可笑しいな。。。
体は覚えてたのはこのルートなんだけど・・・」
だから、てっきり・・・。そう言って考え込むと
ヤツは不意に何かを呟くと急に頭を抑えて蹲る
「だ、大丈夫?」
「・・・なんか、変な気分。きもち、わるい。。。」
みるみる顔色の悪くなり、脂汗をかきながら
カタカタと震えるそんな姿を見ていた
思わず私とミクちゃんは顔を見合わせる。
一刻も早く私はコイツから居なくなって欲しかった
「・・・ごめんね、リンちゃん
イヤかも知れないけど・・・少し休ませてもらえないかな?」
「え?」
はっきり言って答えはNOだった。
けれど・・・確かにきた時より顔の青いコイツを見て
仕方なく、私は2人を部屋へと招き入れた。。。
***
なにもなけれな、よかったのに。
***
2人を招き入れると・・・
ヤツはトイレへと駆け込んだ。
ミクちゃんもそれに続くから・・・
私はキッチンへと一人戻ってきた。
すでに何分も放置されたパスタは茹で上がっていて
急いで水切すると・・・水の流れる音が聞こえた
思わず振り返ると・・・
ヤツとミクちゃんが2人で並んでたっていた。
すると、出すものを出してすっきりしたらしく・・・
「あれ・・・引越し?」
「りんちゃん?」
2人の不思議そうな視線は私に向けられる。
「・・・っあ。それ・・・ごみ。
今度のときに捨てようと思ってて」
やっと片付いたんだ。と私が言うと
ミクちゃんは酷く申し訳なさそうな顔をして
私から視線を逸らすが・・・
ヤツはいきなりこちらへとつかつかよってきて
「れ、レン君!!!」
ミクちゃんの声を無視して私の目の前に立った。
息がかかりそうなほど近くに居て
身動きなんて取れずただ、固まっていると・・・
不意にヤツは手を伸ばし、私の上にある収容棚をあけた。
思わず、ホッと息をついた。
「あれ?」
「・・・なによ?」
人の話に答えるわけもなく軽く「ん~」っと唸ってから
あたりを見回して・・・不意にゴム袋へ目を向けた。
何事か解らない私とミクちゃんはひたすらヤツの
その動きを見守ることしか出来ず・・・ほけーっとしていると。。。
すると、今度はゴミ袋のほうへと歩み寄り
いきなり・・・ソレを漁り出した。
ただただ何がしたいのか解らないで
見守っている私達を他所にヤツは声をあげた
「あった。あった。パスタ用の皿。」
丁寧に新聞紙に包んで
「・・・なん、で?」
捨てようと思っていた、モノで
「え?だって・・・
パスタ、“2人分”あるよ?」
そう言ってその皿を私に差し出す。
悪びれた風もなく・・・ただ、当たり前のように
それを差し出すから
私は、その手を払いのけた。
自分の蟠りがそうさせたんだと思う
がしゃん。っと割れる皿の音を聞きながら
私は・・・何を叫んだんだろう?
よくは憶えていないけど
・・・きっと、酷いことだ。
目の前のあいつの顔は
とても悲しそうに歪んでいたから。。。
【next】
・・・話が見えなさそうで見える話を書いてみよ!
そんな冒険心!(ゴミ箱に捨てて来い。)
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