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レンリン以外は生きる気力です!!     現在進行形でからくり卍ばーすと中心に       頭の中が溶けていますので        ご利用にはご注意くださいwww
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パラレルです。
前回の続きです。
まだ、過去編です。

設定的にはおって説明していきたいのですが・・・
若干皆さん雰囲気が陰湿になっておりますので

「コレが初音ミクなんだ」とか言う発想はなさらないでね?

ブラック★ロック シューター思考の設定になっておりますので
そこらへんは肝に命じてください。。。

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ある科学者は機械仕掛けの人形に
“心”を授けるコトに成功を果たしました。

“心”を持って生まれた人形達は
一体それぞれ・・・どんな夢をみているのでしょうか?




【機械仕掛けの人形達のゆめ。3】




仕事事情により気配を殺すのは簡単な事。

それにしても、
この廃墟の世界で・・・

あの少年の姿はよく目立つ。

傷ついた体を引きずりながらも
灰色の世界に蜂蜜色の髪が湿った風になびいて
後ろから追いかけても・・・


見失う事はなかった。


暫く、その体で走り続けると
あたりを見回して
瓦礫の中へと・・・潜り込んで行った

暫くミクは様子を伺ってみたが・・・
どうやらあそこが住処らしい。。。


音を立てずソッと覗き込むと
何処も深く続く横穴

・・・なんだろう?
不意にミクは思った。。。



旧世界の絶滅した動物のような気がしてきた。(笑)



しかし、彼女は確かめたかった。
あの子が本当に自分と同じVOCALOIDなら。。。

ミクは意を決して穴の中にもぐりこんだ。
穴は予想以上に長く続く
何処までも続く一本道、光りはない

なんとも、息苦しい。
自然と呼吸が荒くなる。

あの子、何処まで行ったのかしら?

すると。。。薄く明るい光りが目に入り
僅かに、声が聴こえる


・・・誰か、いる。


声がはっきり聞き取れあい。
・・・何故か一方的にあの少年が話しかけているような気がする


ソッと穴から覗き込むと・・・
そこはまるでどこかの研究施設。
機械自体はどれも旧世界のものだが・・・
しかし、確かに使われていた痕跡のあるものばかり





『・・・こんな所があるなんてデータにはそんな暦ないのに。。。』





「ホラ、リン
 少しでも良いから・・・」

“リン”と少年が呼びかけるのは・・・
その腕の中に居る少女の事らしい。




『・・・リン?確かその名前は。。。』




しかし、少女の反応は乏しい。
くたりと少年に寄りかかるようにして
シーツに包まれて、僅かに反応する程度

・・・少年が力なく言葉を失くすのが解かる。。。




スリープ状態なのだろか??
まだ、目覚めていないだけ??



いや、違う。

あれは・・・!!!




「・・・っ!?」




ミクは自分が隠れていた事すら忘れ、飛び出した。

「ちょっと診せて!!」
「・・・おま、初音!!!」

少年が目を見張り、声を荒げるがミクはソレを無視して
無理やり自分の方に少女を引き寄せた
はらりと肌蹴るシーツ越しの彼女の肌は
深く黒ずんでいるのが・・・はっきり見て取れた。



間違いない。
これは・・・







「“感染”・・・したのね?」

虚ろな目で少女はミクを観ていた
彼女の三分の二は既に深く感染が進行している
コレでは、自分で動く事もままらなず



・・・呼吸するだけでも、辛いはず。



「どうして、こんな・・・」

ソッと頬撫でようとすると・・・



「リンに、触るな!!!」



横から伸びた腕に少女を奪われる。
奪ったのは勿論、少年なのだが・・・
彼は相変わらず、ミクへの敵意がむき出しで
彼女の自分の中に抱え込む。。。






   誰も触れるな。
   誰も触るな。








―――――――――――――――― コレは俺のだ。。。







言わなくても
目が語る。

彼にとって
彼女は大事なのだろう。



自分が・・・どんな目に合っても良いほどに



とても、とても・・・大切な
でも、ミクも引かない。
負けずに声を荒げながら


「アナタ、彼女は“感染”してるのよ!!解からないの!!!」
「・・・解かってる
 でも、でも!!!」

「今すぐ、クリプトンに・・・」


治療するれば良くなるわ。そう言ってミクは携帯を取り出すと・・・
少年はその手を叩き落とした。





   どうして、そこまで・・・





ギリッと奥歯をかみ締めて
ミクは少年を睨む
・・・しかし、そんなことでは少年は怯まなかった
むしろ、彼の怒りをより加速させるた

「いい加減にしなさい!!!その子が・・・」
「先に、俺達を捨てたクセに今さらイイ顔なんてされてたまるか!!!」

「・・・すて、た?」

ミクは、驚き・・・
その言葉を反芻するだけ












捨てた?

       誰が?

 すてた?





      クリプトンが??














あの、人が・・・?













「あぁ、そうさ・・・先に俺達を見限ったのはお前達だろう!!!」
「・・・どうい、う」



口が上手く回らない。
思考も止まりそうになる。




「事実さ!!
 どうせ俺達なんて、必要ないんだ・・・っ」



彼が、言葉を詰まらせる。

頭で理解していても
自覚するのは、やはり辛くて・・・
不意に落ちる影は彼らの白さをより鮮やかに引き立たせる

“リン”を切なげに見つめながら・・・少年はそれでも、言葉を続ける






「だったら、お前達の手なんて借りるもんか・・・そうさ」





「リンと一緒なら・・・どうなったって!!!」

ギュッと彼女を抱え込む

小さな腕。
細い指。

まだ、未成熟の体。

それでも・・・何が“必要”なのかを彼は知っている





それが・・・憎らしく思えた。
私にはない、その『ココロ』が妬ましかった。





【next】
空気が陰湿です。
早く早くもっと早く!!!展開早く!!!

はふ~ぅ。。。
やっとリンちゃん出てきた。。。頑張った。(まだ何もしてねぇジャン)
多分・・・次回で過去編が終わりますので・・・

そしたら、クリプトン本社に連行~★
きっと。。。
その前にメインキャラは全員出てこれると思いますv
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