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レンリン以外は生きる気力です!!     現在進行形でからくり卍ばーすと中心に       頭の中が溶けていますので        ご利用にはご注意くださいwww
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こちらは、しんりょの好きな3つの桜にまつわる
お歌からそれぞれ形成される物語になっております。。。


*それぞれの歌のイメージを汚されたくない方。
*それぞれの歌を1つに纏められたくない方。


どうぞ、お逃げくださるようにお願いしますvv
なにぶん・・・お話苦手なので辻褄が合わないときがあるので
そこら辺は笑って「しんりょだから、な」っと3回心の中で唱えてくださいwww




*イメージ曲*

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***

ただ、自分の死の訪れを
静かに待っていた。

思うことがあるのならただ、一つ。

走馬灯のように巡るは
懐かしき君との思い出ばかりに
思わず頬が緩む。。。

心残りはただ、一つだけ。

そう、あの約束。。。



そう思った。
その時風が揺れた

ざわりと・・・ソレは訪れた。







「未練はなんだ?」

そう彼女は無愛想な面持ちで問いかけてきた。
長いその髪が風に靡く。
その姿は戦場だと言うことを忘れさせるように
軽装なモノでまるで・・・そう、理解しようとする前に
意識が沈む。


「死に逝く者お前の未練は、何だ?」


・・・未練?


遣り残したこと。
その言葉に、唇をかみ締めて
その最後の痛みでもう一度だけ目を開く

コレが夢でも幻でもいい
ただの、幻想だとしても

それでも・・・構わなかった。










【さくらうた。】









その日も私は泣いていた。
私の元へ届いた手紙には“あの人”の
戦死が綴られていたものだった。

人の命は短い。
だからこそ、恋をした。

心の奥底から本当に人を、好きになった。
小さい頃の交わした小さな約束。
とても大切な約束

必ず、叶えてくれると
信じて交わした指きり。


ソレが、こんなにも簡単に崩れるなんて・・・


私はその日も泣いていた。
約束を交わしたあの場所で
手紙を握り締めて、泣いていた。
何日も何日も・・・同じ場所に立っては
“あの人”のことを想っては
溢れる涙と思いを止めることは出来なかった。。。




ココで待っていれば
ココで泣いていれば

あの時のように
あの人が来てくれると
私は信じていた。
信じたかった。


信じていたかった。


あの人が、戻ってきてくれることを・・・




その時・・・その人は訪れた
ふわりと桜が風に舞う中で・・・

その人は長い髪を風に靡かせて音もなく、現れた。

あまりにも突然のことで
驚いて呆然と見つめていると
その人は私の前に何かを差し出した

ソレが何を意味をするのか理解できず
ただ呆然と桜の花びらが舞うその中で眺めていた
その人が持っていたのは・・・白い布があった。
首を傾げながら、徐にソレに手を伸ばす
少し汚れた白布には覚えがあった。

ソレと同時に・・・
私の中でナニかがざわりと音を立てる

震える手のひらにその人は、白い布を落した。

忘れるはずがない
コレは、私のものだ。
・・・違う、私のものだった。

思わず顔を上げたが・・・
その時には、すでにそこには誰の姿も気配もなかった。


不思議に思いながらも私は再び視線を戻した


最後の別れ際に彼に渡した
不慣れな刺繍のあるハンカチ。

丁寧に畳まれたその中にある
見覚えのある金糸の束。
確かめるように指先でそっと撫でる
指先が憶えている。
その感触を。


彼の、髪の感触を。。。


「綺麗な髪ね。」と褒めてから
「次に会うときまで伸ばしておく。」と言っていた。
本当に昔の、約束。だったのに・・・



私は、その日初めて声を上げた泣いた


骨は一つも戻ってこなかった
遺品のようなものも1つもなかったと手紙にあった


それでも・・・


あなたは戻ってきてくれたのですか?
遠い海の向こうからあなたは私の元へ

戻ってきてくれたのですか?

約束を果たそうと戻ってきてくれたのでしょうか?




「・・・・あなたは、ココに居るの?」




強く祈るように握り締めると風が、吹き抜けた。
まだ・・・冷たさの残るはずの風なのに
・・・ソレはとても暖かく、まるで?


誰かのぬくもりのように・・・


私は目を見開いた。
姿が、見るわけがない
声が、聞こえるはずもない

それでも・・・私は問いかけずには居られなかった。
恐る恐る手を伸ばして、問いかけた。



「そこに、居るの・・・?」



はらはらと舞う桜の花びらの中で
気のせいかもしれない
本当は、ないのかもしれない

けれど

かすかにだけど
僅かにだけど

手のひらが、温かい。
そこにないはずの暖かさがある。















「お、かえり・・・な・さい////」

私が唯一言葉に出来たのはそれだけだった。
それでも、聞こえた。
とても小さい声で

『ただいま。』と呟くあなたの、声が聞こえたんです。


















それは、回り始めた小さな欠片の物語。

「死に逝く者・・・お前の未練は、なんだ?」

ただ、当たり前の幸せを求めた
ちいさな恋から始まる物語。


「あの子に・・・」
「?」

「彼女にどうか
 伝えて欲しい。。。」
「未練は・・・この期に及んで
 まだ、他人への気遣いか?」


冷たく切り捨てるような言葉でも
それでも、事切れる前に
せめて・・・それが自分だと解るように

君から貰った大切な宝物に
自分の髪を切り落として

差し出した。










「・・・笑って、いて。と・・・どうか伝えて?」












人の死を星の数程多く見てきた。
だから、コレはほんの気の迷いだ。

死に行く魂は、在るべき場所へと帰る。

未練が強ければ強いほど
現世に留まり戒律を乱してしまう。

器のない魂は強制的に
帰るべき場所へと送り届ける

しかし、まだ事切れる前の人間への介入は禁じられている。

魂を帰す役目。
ソレを管理するべきが、本来の役目。。。
本来の役目なのに・・・




ワタシは、ソレを受け取った。

そして・・・ハラハラと泣き続ける
彼女を見下ろしながら
ワタシはこの2人の末路を見届けることにした。

長く続く時の間の酔狂。だと、自分に言い聞かせて。。。
再び、2人が時の中で巡り会うのを待つことにした。

【next】
桜が散ってから、起動しました(笑)

家族でお花見行ってぽけーとしているときに
『風花舞』が流れまして・・・
桜の花びらを眺めながら泣き出した人間です(笑)
相当変な人だったと思いますよ?

ちょっとずつ頑張ります!!!
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