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レンリン以外は生きる気力です!!     現在進行形でからくり卍ばーすと中心に       頭の中が溶けていますので        ご利用にはご注意くださいwww
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兄×妹

◇血に繋がりなし。
◇年の差あり。

◆すでにネタの行方が見えている(笑)

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***



その日、私に家族が増えた。

新しいお母さんは、家事業よりも
仕事が似合いそうな凛々しそうな人。
でも、笑うと可愛い。

それから、お兄ちゃんは・・・



【スキャンダル】




ぱたりと雑誌を閉じた。
ソレに気がついたミクちゃんが声をかけてきた

「もう読まないの?」
「・・・お腹いっぱいです」

机の上で横になりながら雑誌の表紙を眺めていた。
「そうっか~ぁ」と言っニコニコ笑っている。
その顔が少し恨めしい。ミクちゃんは母方の従兄弟さん
年は2つほど離れているけど・・・けど、仲良しなのです!
(たぶん、妹として可愛がられているんだと思う。。。)
その分でミクちゃんは私の家庭の事情を知っている。

そんな私の心の悩みを知ってか?知らずか?
窓から入ってきた強い風が私の髪をめちゃくちゃにした



***



3ヶ月前にお父さんが再婚したことを。。。
母が亡くなってから10年独り身で私を育てた
だから、この急な再婚の話には驚いた。
お父さんは何よりもお母さんを思っていたか
一生独り身なんだろうと思っていた・・・だから


私は「おめでとう。」と言った


新しいお母さんがどんな人であろう?と不安はあった
けど、お父さんが好きになった人だから私も好きになろうと思った。
実際会ってみると・・・
キリッとカッコよくて今時の仕事の出来る女の人そのもの
でも、とても優しい人だった。
だからこそ、好きになれたし憧れてもいる。
出張が多くてあんまり話す機会が無いけれど、帰ってきた日には
緊張の糸が切れたみたいにたくさん喋る。それはもう、マシンガンみたいに
次から次えと話が絶えない。
ソレがひとしきり終わると・・・
仕事の鬱憤を晴らすように衝動買いをした
戦利品での着せ変え人形ごっこが始まる。。。

ない時間で必死に私と距離を縮めようとしてくれる
そんなお母さんが私は、可愛いと思う。


そんなお母さんには、一人息子さんが居た。
その人が私の新しい『兄』になるその人だった
新しいお母さんだけでなくお兄さんまで加わること
不安がなかったといったら嘘になる。
ソレは年頃ですから大好きなビジュアルバンドとかの
追っかけみたいなことに勤しんでいるけれど
・・・男の人との関わりなんてこれっぽっちも持っていない。
だから、いきなり出来た『お母さん』の存在より
私には『お兄さん』の存在の方が遥かに高いハードルのように思えた。

簡単に受け入れることはたぶん出来ないと思う。
話だと、年も8つ離れている・・・らしい




***


憧れと恋は似てはいるけど
それらはまるで、別のモノでした。。。


***




「りん、緊張してるのか?」
「え?・・・・そ、そんなことないよ!!」

「楽にしてていいのよ?」
「あ。はい。。。///」

有名なレストランの個室。
新しい『家族』との対面の日だった。

夜景が綺麗!と言うことでよく雑誌でも
取り上げられているらしいのだが
・・・私の頭はそれどころじゃなかった。
時間になっても来ない『兄』をみんなで待っていた
どうやら、仕事が長引いてしまって・・・遅れているらしい


『忙しい人なんだなぁ。。。』


と、思いながらも・・・会ったこともない兄の存在に
ただひたすら恐怖が巻き起こっておいて
だから、それから逃げ込むように
大好きなビジュアルバンドの表紙の本を
両腕に抱えて耐えていた。(その日が発売日だった。。。)

そんな私の様子は2人は聞かなくても解っているのか?
さっきからずっとニコニコして楽しむように私を見ていた。


不思議に思ったがあまり気にしないで
余っている時間の中で雑誌を捲っていた。


「りんちゃんは、どこか好きなアーティストいるの?」


不意に投げかけられた質問に
私が雑誌から顔を上げる


「はい、たくさんありますけど
 ・・・やっぱり一番好きなのは。。。」
「BANANAISU。だもんな、りんはなぁ?」


私よりも先に、隣に座っていたお父さんが答えた。

私が一番好きなバンドグループ『BANANAISU。』は
今をときめくビジュアルバンド
学生の身分なのでライブへ行ったのは
片手ほどしかないけれど・・・
語れ!と言われればきっと、誰よりも詳しく
解りやすく彼らの魅力を語りつくせる自信があった。

初めて曲を聴いたときから、一目惚れ
まだ、有名になるずっと前。。。
ジャケットもないデモCDをお父さんが持ってきて
こっそり私がソレを聞いたところから、私の片思いは始まった。

長い長い私の片思い。



「それで・・・やっぱり一番好きなのはLENですねぇv
 私、すっごいメロメロなんですよ!!!あ。おススメは・・・」



と、我を忘れて語っているところに
お店の人がノックをして入ってくる。。。
その音でやっと我に帰ることが出来て、思わず自分の口を押さえた。
興味のない人にはこんな話しても面白くない。のは解っているけど
・・・あのバンドの素敵さはつい止めれなくなる。

「お待ちの方がお見えになりました。」

そう言って、店員さんがゆっくり下がると
その人の姿が見える。
テーブルに広げていた雑誌を慌てて閉じ胸に抱きしめる。

深く息を吸って、吐き出してから
私は漸く『兄』の方を向いた。。。


「・・・ごめん、撮影が長引いて。」


初めての顔合わせの時は驚いて言葉が、出なかった。


「まったく、こんなに待たせて・・・何してたの?」
「だから、撮影でね?ちゃんと、聞いてた?母さん?」


ぱちくりとしている私を他所にお母さんは
雑誌と同じ顔のその人に話しかけている。
いつものビジュアル系の服装やメイクはなく
綺麗に整った素顔で軽くスーツ姿のその顔は
私が抱えているその雑誌の表紙と同じ顔をしていたから・・・

「まぁまぁ・・・忙しい中こうして時間を作ってくれたんだから。。。ほら。」

2人をなだめる様にお父さんがその中に入ってゆく。


あぁ、だめよく解らない。

確か・・・お母さんは一人息子さんが居て
私の8つ近く年が離れてて
そう!音楽系の仕事を・・・していて?
と、自分の知っている『兄』の情報を
無我夢中で引きずり出した。。。

「りんちゃん。」

急に、名前を呼ばれ、びくりと肩が跳ねる
いつの間にか過ぎ近くに来ていた『兄』の顔と
雑誌の顔を何度も往復して確認した。

・・・やはり同じ顔。
そっくりさん?
いや、兄弟は居ない一人っ子って
前に雑誌の対談であった・・・。

私は思わずお母さんとお父さんの顔を見た。

二人は、さっきと変わらずにニコニコと笑っていた。
ただ一人対処の出来て居ない私は、本人を目の前にした焦りと驚きで
頭の中が緊張で沸騰しいたんだとおもう。。。


「りんちゃん、初めまして
 今日から『お兄ちゃん』ですv」


そう、微笑まれた顔にそのまま気を失った。
勿論・・・食事会はそのまま流れてしまったのは言うまでもない


(私はずっと前から、お兄ちゃんの追っかけでした。)

【next】
・・・話が纏まってない。
お兄ちゃんネタ多いんですよ////
あと、学パラでも兄妹書きたい。。。

レンリンvレンリン常にはぁはぁ////
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