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レンリン以外は生きる気力です!!     現在進行形でからくり卍ばーすと中心に       頭の中が溶けていますので        ご利用にはご注意くださいwww
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マセ(キモ)×りんちゃん

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***


戸惑うのは、あいまいだから。


【はつこいびと。5】


「鏡音さん」



アレから、鏡音君の
スキンシップは激しくなった。



「鏡音さん、どこ行くの?」
「ねぇ、鏡音さん?」
「あのね、鏡音さんv」

「・・・・・・お前、いい加減にしてやれよ」



2時間目の授業後に漸く初音君のストップがかかった。
けれど、止められた彼は不思議そうにして

「なにが?」

と、といいかけた。

「朝から何回“鏡音さん”って呼べば気が済むのさ?」
「ん~呼びたいだけ、呼べれば?」

そう言って私の腰にその腕がまとわり付いている。
初音君はため息をつき視線で私に「諦めて」と語ったいる。
・・・普通なら死に物狂いで逃げようとするであろうに
半ば諦めにも感じた気分で鏡音君に身を預けている感じだ

でも、嫌ではない。と思う。。。
初めの頃は、鏡音君は遊び好きな子。としか思って居なかったけど
案外、ドコにでも居る普通の子でどこか子供っぽい。。。
けど、時々大人びるところとか?
猫系かな?って思ったけど、犬っぽい一面とか?
誰にでも優しいのかと思えば、好き嫌いは結構多くて・・・

そう言えば。。。
アレから、私への風当たりも無くなった。
初音君の話だと鏡音君が話を付けてくれたらしいけど
アレから女子達は大人しいが・・・どこが怯えているようにも見える。
何をしたのか聞いた所で教えてはくれなかった。
ただ、相当怖い思いをしたんだと思う。
・・・ちょっと、可哀想だなぁ。って言ったら
鏡音君は不思議そうな顔をしていた。



鏡音君は時々そんな顔をすることがある。
それから、思い出したように笑う。

そこへはまだ、触れてはいけない気がして黙っていた。


***


「もしかして・・・鏡音さん?」

不意に廊下で呼び止められて振り返る。
そこにたった居たのは・・・見覚えのある女の人。
だけど、よく憶えていない。誰だろう?
スカーフの色が違うから、先輩かな??
どこかでこの雰囲気を知っている気がするがわからず首を傾げる
すると、彼女はクスリと笑った。


「・・・なんで、しょう?」
「あ、ごめんなさい。
 また・・・あとでね?」


そう言って彼女は長いツインテールを揺らし
私の横を通り過ぎていった。


どこかで会ったことが・・・思い出せない。
誰だろう?あの人?
















そんな数時間前の出来事で。。。
私達は、いつものように屋上でお昼ご飯をしようとしていた

カバンから自分のお弁当と鏡音君のお弁当を出した所で・・・


「・・・何か悩みごと?鏡音さん?」
「え?」


鏡音君が問いかけてきた。

「あぁ、コイツの異常なまでのスキンシップ?」

ソレは悩むね。っと初音君が
コクコク納得したように頷きだした。
・・・あれ?私何もそんなこと言ってなかったんだけど。。。
でも、鏡音君は真に受けたらしく
お弁当と持ったまま固まっていた

「あ。と、・・・違うよ?
 さっき、先輩に声をかけられて。。。」
「「先輩?」」

そう言って2人の視線が向けられる。

「ん~スカーフの色違ってたらたぶん、先輩
 でも・・・私上級生に知り合い居ないから。。。」

私は部活には一切入っていないし
中学も引っ越してきてココじゃなかったし
だから、知り合いなんて人はまるで居ない。

なのに・・・あの人は、私を呼んだ。
どこかで見た憶えはあるけれど・・・ソレさえ思い出せない。



「それって、どんな人?」
「ん?ちゃんと話してなかったから解らないけど
 優しそうな人だったと思うと・・・それから、髪を2つに結んでて

 あ、またあとでねって。。。?」



2人に記憶を辿って説明していると
・・・何故か2人の視線は私よりも
後ろにあるような気がして不意に振り返った

すると、私の後ろにはその人が立っていた。。。
けど、その顔はさっき廊下で見たものではなく
よくホラー系の映画に出てくる顔の醜く歪んだおぞましい物で
声を上げるようも先にとった行動は、鏡音君の背後に隠れることだった。


「ミク気配消すのやめないよ。」
「そうだよ、ミク姉。
 鏡音さん慣れてないんだから」
「まぁ、酷いわ
 ちょっと脅かしてみただけなのに。」

「「怯えるって・・・」」


くすくす笑いながら彼女はかぽりとお面をとると
さっき、廊下で観たあの顔がちゃんとそこにあった。。。
いえ、気配よりもそっちのお面の方です。そっちが怖かったんです。


「こんにちは、鏡音さん
 私、初音 ミクです。」
「あ。はい!!初めまして!!
 ・・・はつね?」


にこやかに笑うので釣られたように笑って返すと
不意に、疑問が浮かび・・・思わず鏡音君の後ろから初音君を見る。
その視線を不思議そうにしながらも初音さんと私を交互に見て


「従姉弟。」
「あ~それで苗字が一緒なんだ」
「あち、鏡音さん気づいてないと思うけど
 この人・・・うちの学校の生徒会長さまだよ?」


知ってた?っと鏡音君に言われ
よくよく顔を見るとそう言えば毎週の集会のときに・・・
壇上でいつも優雅そうにしていた感じの人・・・ですか??


「あはは。その様子は、集会のときは寝てるタイプだね?」
「!!!//////」

初音さんに言われて
確かにその通りでちょっと居た堪れない。

「大丈夫大丈夫、俺達もだし?」
「ちゃんと聞けって。」

ケラケラ笑う鏡音君に
鋭い指摘のような突込みを入れる。
取り合えず、避難していた場所から元の場所に戻ると
初音さんは私の隣に座りながら
どこか嬉しそうに、笑う。

思わず首を傾げると



「・・・よろしくね?」
「は、はい。」

「あ。私はレン君と同じでミク姉って呼んで欲しいな?」
「は・・・はい。」



ね?ね?呼んでみて?ってずいっと顔を綺麗な顔が寄せられる
あれ?なんかイメージとちょっと違う気がする。。。あれ?
そう言ったら、鏡音君も初音君もそーなんだけど。。。


「ミク姉!!あんま鏡音さんに
 ちょっかい出さないでって」
「いいじゃない!!妹欲しかったんだもん!!」


そう言って鏡音君が割って入ってきてくれて
初音さんが面白くなさそうにブーイングを出しながら
後ろに下がってくれて距離が出来てホッとしていると・・・
ひょっと体が持ち上がり、とすんと乗せられたのは、膝の上。
・・・徐に顔を上げると、すぐそこに鏡音君の顔があって頭が真っ白になる。


「あ!!!!!!!さっきから静かだと思ったら
 おま!人の弁当食ってんだよ!!!」
「ん?・・・食べないのかと思って?」
「鏡音さんのお弁当私も味見したいv」

私が膝の上に乗ってても
鏡音君は大きな声で怒鳴ってる。
初音君も初音さんもなんだか当たり前みたいに
鏡音君をからかっている様におちょくってる気がする

私だけの秘密基地に響く3人の声は
まるで昔からの知り合いのような














「ミクオ!ミク姉!!!
 いい加減に鏡音さんの弁当返せ!!!」

そういえば、私は・・・まだ
名前で呼ばれてないんだっけ?

【next】
・・・次ってなんだっけ?
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