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レンリン以外は生きる気力です!!     現在進行形でからくり卍ばーすと中心に       頭の中が溶けていますので        ご利用にはご注意くださいwww
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この時期になると、無性にサイハテ。聴きたくなります。
でも、鏡音のバラードばーじょんはマジで涙腺壊れるんで
のーまるでお願いしたいですねぇ

そんな私は、初音ミクの消失。歌いました産で聴いています。


・・・大丈夫いつもの病気です。
私は今日も元気に彷徨ってます!!



供物。次で終わる予定です。。。
終わんなかったら下2.とかになる予定(笑)

 

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***



恐ろしい
おぞましい。

身がすくみそうになるのを、押し殺して

聞こえてくる悲鳴など
聞こえないフリをして・・・


縺れそうになる足で
それでも必死に地面を蹴った。





【供物*中】





人里離れた村には人の数はとても少ない。
年々、年老いた者だけが増えてゆくが
若い者は次第に減ったいく
このままでは村は衰退して、いつかは消えてなくなる


ソレはとても、恐ろしいこと。
ならば子供の数を増やせばいい。

来年の豊作。。。を、と祭るその日に
年頃の女と男を集めてごらん
そして、森に放してごらん。


「今宵はあの子を・・・ご自由に」


そう、吹き込んで。。。
















きっと、そしたら来年は
田畑だけでなく

子宝も・・・豊作になるでしょう。。。
















誰がそう言い出したのかは解らない・・・

でも、そのおかげで子宝には恵まれたが
次第に娘達は年頃になるつれ、村を逃げ出しようになっていた
けれど、誰一人この深い森を抜け出せたものは居ない。
娘達の細い足ではこの深い森を抜け出すことなど
到底は・・・不可能だったから。

娘の数だけは次第に減り
男の数だけが増えてゆく。。。
コレでは、いけない
コレでは、また村が滅びてしまう。



子供を増やさなければ
子供を増やさなければ・・・



***


薄暗い森の中
雲が月を取り込んで
あたりは闇が支配されていた。。。

必死で走っても
すぐその背の後ろに
誰かの足音がすぐそこまで聞こえる



   嫌。

   このままじゃ

   捕まってしまう!!!


   誰か

   だれか、


   助けて


   っ、たすけて!!!!




その時、私の腕は誰かに捕らえられた。
息を詰まられた瞬間に勢いよく引き寄せられた

口をその手に押さえられ、突然のことで声を上げることはできない
太い幹の後ろに身を隠すように身を潜ませられた
その後で、数人の足音は遠ざかった行く。
はぁっと後ろで吐かれる息も今は恐ろしくてたまらない。
・・・すでに息の上がっている自分が言葉を発することは
到底出来ないのだが、それでも何も知らない
知らない見ず知らずの奴に自分が暴かれるのがとても嫌で
死ぬほど嫌で、恐怖しかなかったが
それでも、はらはらと泣き出す自分を必死に奮い立たせて

・・・その手に思いっきり噛み付いてやった


いきなりのことで驚いたらしく喉で声を殺し痛みに耐えるが
腕が緩む、その隙に私がその腕から逃げ出すが
恐怖からか?今まで走り続けたせいなのか?上手く立ち上がれず
その場に倒れこんだ。。。


「・・・ってぇ。。。今、本気で噛んだな!!」


噛んだ方の手を振りながらそいつが立ちあがる
上回る恐怖を必死で飲み込んで
娘は睨みつける・・・けれど、言葉は出てこない。

乾いた喉で喉に言葉が張り付いたように
まともに話す事が出来なかった
すると男はゆるりと娘の方に歩み寄り懐から何かを取り出した。
何をされるのか解らなかったが・・・思わずギュッと目を瞑る

すると


「・・・ほら。」


そう言って、男が差し出したのは細い竹の筒。
思わずソレをみて・・・男の顔を見よう顔を上げた

うっすらと晴れてゆく
月に浮かぶ姿に思わず目を大きくした。
暫し、見つめ漸く出た言葉は・・・


「・・・あなた、私に似てる?」


どうして?と聞く前に男は笑った



「さぁ、何でだろうね?」

ちょっと鼻につく笑い方。娘は思わずムッとなったが
男は娘の前にかがむように座り込み細い竹筒を渡した
ソレを受け取ったものの・・・疑わしい。とてもとても信用できずにいた。
俺は傍らに居た男にも聞かずとして解ったのだろう

「何にも入ってない、ただの水だ
 そう・・・信じないならほら、返して」

そう言って手を差し出された。
・・・喉は確かに酷く、渇いている。潤したい。

だからこそ、娘は竹筒の栓と開けると
一気に煽るように水を流し込んだ
渇いた喉にも体にもゆるりと溶け込むようにその水が染み渡る

「けっほ。」

竹筒の中身を全部飲み干して
思わず、息をつきながら手の甲で口元を拭う
その間一通りの一連を男は黙って隣でみていた

「・・・あ、りがとう」
「はいはい。」

じっとその顔を眺める。

月明かりのあるおかげで
男の姿ははっきりと確認が出来るのだが
・・・村にこんな男は居ただろうか??

娘には親も家族もいず
知り合いの叔母の家で厄介になっているせいか
この年になってもあまり表に出されることがなかった
その為人との関わりはごく親しい人間に限られてしまい
・・・数十人の村人のこともあまりよくは知らないのだが

流石にココまで、自分によく似ているのならば
何かしら、誰かしら何か話の話題になるだろうに・・・



「俺が似ているのがそんなに、気になる?」
「当たり前でしょ、私は知らないもの
 あなたみたいな人が居るなんって聞いたことないわ。。。」



何故だろう?

走って居るときには確かに聞こえていた
自分と同じような立場の女達の声はまるで聞こえなくなっていた。

するりと、撫でるように頬に触れる男の手に
思わず息を飲んだ。
けれど、男の目から視線が逸らせない。

私は、いつから見つめていたっけ?
私達、いつから見つめ合っていたっけ?















頬をなぞる指が静かに唇へと、落ちてくる
そして・・・再び男が笑う

「そんなこと、どうでもいいコトだよ?」

でも、俺はずっと知ってたよ。。。そう耳元で囁かれた

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