【遅咲き花。】

【ＮＧ】と違うばーじょんお話になります。

設定なんかは同じになっております。
ＮＧではレン君の悪友はまだ出てきてませんが
（本当は影は書いたんだけど・・・たぶん誰も知らない。）
こちらのお話ではレン君の悪友はミクオになってますのでお願いします。


蓮君→18歳
鈴ちゃん→15歳

ミクたん→19歳
ミクオ→18歳

な感じ？

***

俺には、３つ下の妹が居る。
半分だけ血の繋がった、妹がいる。




【遅咲き花。】




「なぁなぁ。鏡音！！」

席ついた途端に、ものすごい勢いで声をかけられた。

顔は知ってるが名前も思い出せない程度なクラスメート
まったく興味もなく「なに？」とカバンから
荷物を出しながら問いかける。
すると、なにやら興奮気味でそいつは言ってきた


「朝電車で鏡音と一緒に居た子って、あれ妹？」


思わず、手を止めてそいつの顔を真顔で見た。
朝？電車で？
一緒に居た？？



・・・ソレは確かに紛れもなく、妹のことで。。。



今日は理由があって一緒に居た。
いつもなら時間を俺が遅らせて１つ遅い電車に乗るのに
その日は、わざと時間を合わせて家も一緒に出た。。。

それを何でよりにもよってこいつが・・・？
イラッとする感情を抑えながら
いつものような口調で

「あぁ、妹だよ？」
「やっぱり？まじ可愛いのな。。。
　なに？朝とか一緒にきてんの？」




　　　あぁ、うざい。
　　　お前に何の関係があんだよ。

　　　いい加減黙れ。
　　　むしろ、黙らせたい。




「・・・今日は、たまたま。
　この前風邪拗らせてたから。。。」
「へぇ、風邪？もう良いのかよ？」

「大丈夫だって、本人もそう言ってたし？」

「そっか。。。」と深く頷きながら
こいつは、どこか俺の様子を伺ってくる。


「あれ？なんか珍しい組み合わせジャン？」
「別にいいだろう？」


と、だんだんとクラスの奴たがは登校してきて
教室の中も次第に声が広がってくる
あぁ、疲れる。と思いながら俺はカバンから出した
教科書類を机に仕舞おうとした。。。

しかし、会話は終わらなかった。


「でさ。。。」
「なに？」

めんどくさくなって来て、返事を上の空で返す。
早くどっかいってくれないだろうか？本当に邪魔だ。こいつ。






「妹ってさぁ・・・
　やっぱ付き合ってる奴とかいんの？」





・・・こいつは、何故そんなことを俺に問うんだ？
そう思いながら、俺はいつもの顔をで
言葉を続ける。




「さぁ？妹のこと流石にそこまでは知らない。」
「・・・そっか。」

「でも、浮いた話なんて全然しないから
　・・・居ないんじゃない？」
「え・・・まじ！！あんなに可愛いのに！！」


大げさに声を上げるそいつに
わずらわしいと思いながら

俺の顔はいつものままで


「だって、アイツまだ中学だし？
　自分で聞いた見たら？」
「・・・え？あ・・・そう、だよなぁ////」


「うん。解かった。。。」と急に小さくなったみたいに
こそこそと何か考えながらそいつは俺から離れていった。
やっと、開放された。と思いで席に座ると・・・



「鏡音ってホント顔に出やすいな。」
「あ？」

「あからさまに怖い
　向こう、気づいてないだろうけど。」
「だから？」



今度は聞きなれた声にホッとした
反面イラッとする声でその顔を見た。
緑色の短髪の髪は、こいつの従姉とよく似ている。
いつも眠そうな顔してるくせに、勘だけはいい。
むしろ眠そうな顔して居るのはただのカモフラージュか？


「・・・なにが？」
「“妹”の話は他人にされると急に不機嫌になる。」




・・・こいつ。




「半分しかか血が繋がってなくても
　ソレはちゃんと列記とした妹だよ？鏡音」
「知ってる。」

「そう、なら別に良いけど。。。」
「・・・。」

そう言って俺をみる目は
まるで人の中身までしてるようで


「過度に無視しても辛いだけだよ？」


気をつけて。とまるで助言のように
言葉をアイツは残していく


今日は朝から気分が悪い。
なぜ、こんなにイラつく？

のどか乾いたなぁ。。。と思いながらも席を立つことはしなかった
あと数分のすれば担任が来るだろうし
・・・なにより今は動くのが面倒だ。

何をしても腹が立つ。
何を考えても嫌になる。

抑えられない苛立ちを
無視するように目を伏せる





まぁ、原因はわかってる。
アイツだ。
















俺は妹が・・・嫌でたまらなかった。

【ｎｅｘｔ】
ＮＧのお兄ちゃんレン君とは違うパターンでおっとどけ～☆

ＮＧはかなり変態要素が多いのでたまには味を変えてみようと思って
違う設定で考えてみたみた！！！


どっちのお兄ちゃんがお好みですかね？？ワクワクｖｖ