忍者ブログ
レンリン以外は生きる気力です!!     現在進行形でからくり卍ばーすと中心に       頭の中が溶けていますので        ご利用にはご注意くださいwww
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

お仕事しながら続きを考えてみた!!
鏡音ーずのターン(笑)

拍手


***


それはとてもとても古い、物語。



【語りべの唄2】



数時間前。
ある部屋の中で馬車に乗っていた少女が
真っ白なドレスを自分に当てて
部屋の中をくるくる回り、はしゃいで見せていた。


「ねぇ、レン!!
 ホラ綺麗でしょ~?」
「・・・。」


嬉しそうに笑っている彼女とは逆に
ベットに腰掛けている彼は、黙って彼女を見ていた。



「ねぇ・・・レンってばぁ」



可愛いでしょ?っとドレスを見せて
歩み寄ってくる彼女に・・・


「・・・っこんなの、おかしいよ!!」


そう言って、彼女が持っていたドレスを叩き落とす。
あまりのコトに驚き彼女は、彼を見る
その顔は表情こそ違うものの・・・鏡合わせのように、うり二つ。





「やだなぁ・・・
 レン、もう少し喜んでよ?お姉ちゃんの結婚式なんだぞ?」




そう言って彼女は床に落ちた真っ白なドレスを
拾い上げようとする・・・しかし、レンはその手を押さえ込む




「俺はイヤだ!!!・・・なんでリンなんだよ!!
 俺だっていい。リン、きっと誰も気づかない…入れ交わろう?」




絶対に上手くいくから!!と
声を上げるのだが・・・
リンは首を振り





ただ、笑ってみせる




「私はこの国の妻になるの。
 こんな私の首一つで救えるんだから、安いもんよ?」







   妻の血は枯れた国の大地を潤して末長く民に平和を与えるでしょう。。。







ね?っと笑って。。。

レンはそんな彼女の顔が、見ていられなかった
僅かに声を上げながら俯き、肩を震わせ



「間違ってる・・・そんなの、間違ってるよ。。。」



床にしずくが、落ちる。

リンは懸命に言葉を捜すが・・・やっぱり出てこない。
本当はたくさん話しかけたい、話していた。
一秒だって今は、無駄にしたくないのに


今は、交わす言葉さえ・・・思いつかない。



「レン・・・。」



リンがソッとレンに触れようと手を伸ばすと
・・・ソレよりも先に





















「リンを誰かに殺されるくらいなら・・・」


いつも聞きなれているはずの声がやけに冷たく感じた。
その直後、頭と背中に強い衝撃が襲う。。。

床に叩きつけられたと気づく前に、息ができない。


何コレ?


思わず、首に手やると・・・

彼の、レンの指がギリギリと
彼女の、リンの首を締め上げていた。


引き剥がそうと腕を叩いてみたり、引っ張ったりしてもがいてみるが
・・・双子といっても、男と女。その違いはそこに明らかに出ていた。。。


「・・・っ」
「リンが誰かの為に殺されるくらいなら。。。」

「っ・・・あが」
「俺が・・・殺して・・」












あげるから。。。











なんて細い首だろう?
こんなに容易く折れそうなのに・・・

どうして?
ねぇ、どうして?





・・・・・・勝手に、殺そうとするの?





「・・・レ、ン。」

詰まるようなその声に、我に返る。

気づけば・・・リンの抵抗は何も感じなかった。
ゆるくなった彼女の手はまるで添えられるようにして
レンの手の上に重なっていた。。。

目の前にある光景に・・・
血の上った頭から一気に血の気が引いていく


「・・・れん?」


リンに呼ばれ、その目に見つめられて
彼の肩がびくりと震え、そこで指の力が緩み
彼女の首からゆっくりと離れる。。。


途端、息を吸い込むと酸欠状態になっていた体は
大きくきしむように咳き込みながら
それでも、まだ生きようと足りない息を吸い込む

そんな彼女の姿を見て・・・
自分が何をしようとしていたのか理解して
体が、震え上がる。








あぁ、なんてコトを!!

違う。
違う。。

違う。。。


こんな事がしたかったんじゃない!!!!










ただ、その場に立ち尽くしていたレンは
擦れる様な声で



「・・・俺が、生まれてこなければ・・よかったのに。」



ただ、遠ざかる足音を聞きながら
彼女は寝転んだままコホン。と息をした。

ソッと今まで締められていた首に触れて・・・




「殺してくれれば、よかったのに・・・。」




独り言のように囁かれて言葉は、誰にも届かない。
彼女の願いは・・・きっと、彼には届かない。



【end】
本当は、このままレン君がリンちゃんを絞め殺して
入れ替わりにレン君が処刑台に立って
大地が赤く染まるんですが

でも・・・妻じゃなかったんで、国が狂って滅んじゃう☆って話も考えました。



もう続きは考えてないので
あしからず!!!(書きε≡≡≡≡┌|゚ε゚;;;|┘)
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
コメント
[04/28 みっしゅ]
[04/26 k]
[01/06 結衣]
[12/14 寝子]
[11/23 ほののん]
プロフィール
HN:
しんりょ
性別:
女性
職業:
夢をみること?
趣味:
萌え?
しんりょの無駄な愛v
カウンター
解析
まい支部さん
忍者ブログ [PR]